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FIAフォーミュラE選手権第3シリーズはブラジル出身のジ・グラッシが優勝

ジ・グラッシ

7月30日(日)、カナダのモントリオールで開催された「FIA フォーミュラE選手権」第3シリーズ決勝で、アウディが支援するチームABT Schaeffler Audi Sport(チーム アプト シェフラー アウディ スポーツ)のブラジル出身のドライバー、ルカス・ジ・グラッシ(ディ・グラッシ)が優勝を果たした。

「FIA フォーミュラE選手権」は2014年にはじまった電気自動車のフォーミュラカーのレースで、今季(2016~2017年)で3シーズン目を迎えた。

ジ・グラッシは、ルノーのドライバーで昨シーズン王者のセバスチャン・ブエミに10ポイントの差をつけられた状態で、モントリオール入りしたという。

一方。緊張した面持ちで29日(土)の第11戦レースに臨んだブエミは、フリー走行でクラッシュを喫し、レースも0ポイントに終わった。ジ・グラッシは、まったくミスを犯さない完璧な走りでポール・トゥ・ウィンを達成。ブエミに18ポイント差をつけてランキング首位に立った。

日曜日の決勝レースではジ・グラッシとチームメイトのダニエル・アプトは共に3列目からのスタートとなった。ブエミは予選14番手。

スタート直後の混乱により、ジ・グラッシとアプトは9番手と10番手に順位を落としたが、巧みなエネルギー管理システムにも助けられ、6番手および7番手までポジションを回復してフィニッシュラインを通過した。結果、チームABT Schaeffler Audi Sportは、チーム部門でも総合2位となった。

新チャンピオンとなったルカス・ジ・グラッシは「今日は、これまでのレース人生で最高の1日となりました」と喜びを語った。

「私は、設立当初からフォーミュラEを信じてこれまでやってきました。モータースポーツも含めて、世界は変化しているからです。3年前、北京でフォーミュラE初優勝を飾り、そしてついに今日タイトルを獲得することができました。前回のニューヨークでは、あまり強さを発揮することができませんでしたが、今回ABT Sportsline、Schaeffler、そしてAudi Sportは完璧な仕事をしてくれました。フォーミュラE最高のサーキットのここモントリオールで、我々は最初からライバルに差をつけることができました」
(ルカス・ジ・グラッシ)

ジ・グラッシは、フォーミュラEが初開催された年に総合3位、そして昨年は2位となり、ついに今年は世界初の電気自動車によるレースシリーズで3代目のチャンピオンとなった。これまでの成績は、33レース中6勝、表彰台には20回登壇しており、最も成功したフォーミュラEドライバーの1人となった。

12レースが開催された今シーズンにおいてジ・グラッシは、2回の優勝、3回のポールポジション、7回の表彰台を獲得した。ポイントが得られなかったのは第6戦のパリ・ラウンドのみで、コンスタントにポイントを稼いだことがタイトル獲得につながった。見事な逆転劇を演じて2位に入った初戦の香港、圧倒的な強さを見せつけたメキシコでの勝利は、記憶に残るレースとなった。

「ルカス・ジ・グラッシはフォーミュラEにおいて、現在もっとも優秀なドライバーです」と、Audi Motorsport責任者ディーター・ガスは述べた。

「特に、モントリオールで開催された土曜日のレースは素晴らしいの一言に尽きます。ニューヨークの後、多くの人々は、彼が逆転してタイトルを獲得するとは思っていなかったでしょう。しかしジ・グラッシは一瞬たりともあきらめずに、最高のパフォーマンスを発揮するために、チーム全体を鼓舞し続けました。ハンス・ユルゲン・アプトとトーマス・ビエル・マイヤーが率いるチームは、見事に仕事をやってのけました。パフォーマンスの面ではジ・グラッシにわずかに及ばなかったダニエル・アプトも、モントリオールでは力強い走りを見せて最高のフィナーレを迎えることができました。私たちアウディに続いて、BMW、メルセデスベンツ、そしてポルシェが参戦することは、完全な電気自動車によるこの未来志向のレースシリーズが、ますます重要なものになっていることを意味しています。今年の12月に香港で開催される新しいフォーミュラEシーズンの開幕戦を今から楽しみにしています。ワークスチームとして参戦する来シーズンは、アウディのモータースポーツ史に新たな章を追加することになるでしょう。パートナーであるABT及びSchaefflerと共に、ますます競争が激化するこのシリーズにおいて、我々は非常に有利なポジションを確保していると言えるでしょう」(ディーター・ガス)

(文/麻生雅人、写真提供/アウディ ジャパン)

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