ブラジル対日本、格の違いを見せつけたチチ監督率いるブラジル代表

2017年 11月 12日

ネイマール 日本代表戦

ブラジルの先発は既に試合前日に予告されていた。W杯予選の先発メンバーとは、特にDF陣を中心に半数ほど異なっているが、特に注目したいのは、右SBのダニーロ(マンチェスターシティ)だ。

ダニエウ・アウヴェス(パリSG)とポジションが重なるため、なかなか定位置のポジションを奪えない状況が続いている。2011年サントスでリベルタドーレス杯を制覇し、日本で行われたクラブW杯にも出場して準決勝の柏レイソル戦でゴールも決めている。その後、ヨーロッパへ移籍し、ポルトを経て昨季まではレアル・マドリッドに所属していたが、出場機会に恵まれず今季マンチェスターシティに移籍している。

チチ率いるブラジル代表ではキャプテンの輪番制を採っており、この日のキャプテンはウィリアン(チェルシー)だった。

ネイマール(パリSG)の入場は、ネイマールポジションともいえる一番最後だった。

試合は、いきなり動いた。

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(文/コウトク、写真/Lucas Figueiredo/CBF)

著者紹介

コウトク

2005年6月~2012年6月まで仕事の関係で、ブラジルに在住。ブラジル在住当時は、サッカー観戦に興じる。サントス戦については、生観戦、TV観戦問わずほぼ全試合を見ていた。
2007年5月のサンパウロ選手権と2010年8月のブラジル杯のサントス優勝の瞬間をスタジアムで体感。また、2011年6月のリベルタドーレス杯制覇時は、スタジアム近くのBarで、大勢のサンチスタと共にTV観戦し、優勝の喜びを味わった。

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