ブラジル対日本、格の違いを見せつけたチチ監督率いるブラジル代表

2017年 11月 12日

ネイマール 日本代表戦

だが、ネイマールの蹴った球をGK川島(メス)が弾き、PKは失敗に終わった。ネイマールがPKを失敗したのは久しぶりに見た。

しかしながら、その直後のネイマールのCKからこぼれ球を左SBマルセロ(レアル・マドリッド)が豪快なミドルシュートをゴールに突き刺し、2点目が入った。

そして36分には、ブラジルが攻撃を仕掛け華麗なパス交換から、最後はダニーロのクロスをFWガブリエウ・ジェズス(マンチェスターシティ)が難なく左足を合わせ、3点目が入った。鮮やかな電光石火のような高速で、完璧な崩しだった。

前半、日本は何もできず、ブラジルに圧倒されていた。

後半開始と同時に、ブラジルはGKをアリソン(ローマ)からカッシオ(コリンチャンス)に代えた。

カッシオといえば、2012年の日本で行われたクラブW杯でMVPを獲得し、コリンチャンスの世界一に貢献した選手だ。このときのコリンチャンスの監督が、現・代表監督のチチである。

日本は、FW久保(ヘント)に代え浅野(シュツットガルト)を投入した。

(次ページへつづく)

(文/コウトク、写写真/Lucas Figueiredo/CBF)

著者紹介

コウトク

2005年6月~2012年6月まで仕事の関係で、ブラジルに在住。ブラジル在住当時は、サッカー観戦に興じる。サントス戦については、生観戦、TV観戦問わずほぼ全試合を見ていた。
2007年5月のサンパウロ選手権と2010年8月のブラジル杯のサントス優勝の瞬間をスタジアムで体感。また、2011年6月のリベルタドーレス杯制覇時は、スタジアム近くのBarで、大勢のサンチスタと共にTV観戦し、優勝の喜びを味わった。

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