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ブラジル国立経済社会開発銀行がベンチャー企業向けファンドを設立へ

エンジェル投資ファンド ブラジル

グローボ系ニュースサイト「G1」が11月14日づけで伝えたところによると、BNDES(ブラジル国立経済社会開発銀行)でベンチャー企業支援のため1億レアル(約34億円)拠出するファンド設立プロジェクトが進行中だという。

支援を受けたい起業家は2018年1月12日までに支援を受けたい内容をBNDESに送り、審査で成長可能性が高いと判断されれば1件当たり上限50万レアル(約1700万円)の支援を受けられるとのことだ。

BNDESの11月14日づけの発表によると、ベンチャー支援のために「エンジェル共同投資ファンド」を組成、4000万レアルはBNDES傘下の投資会社、BNDESパルチシパソィンスS.A.(以下「BNDESPAR)」が出資し、残りを他の投資家から募る予定だ。

支援を受ける側の条件も同日に発表された。BNDESによると、このプロジェクトに応募できるのは年間売上総利益が100万レアル(約3400万円)以下のスタートアップ期にある農業、バイオテクノロジー、都市基盤整備、創造的経済システム、ナノテクノロジー、新素材、健康増進、IT・通信分野の企業。

BNDESのウェブサイトによると、当該ファンドが1件あたりに投資する上限額は50万レアルで共同投資スキームのためBNDESPARとファンドの募集に応じたエンジェル投資家(またはアクセラレーター)と同じ割合で出資してゆく。

なお、エンジェル投資家はスタートアップ企業を支援する個人投資家、アクセラレーターはスタートアップ企業の早期事業拡大のために資金とノウハウを提供する投資家を指す。

エンジェル投資ファンドだけでなく、銀行も含め、今ブラジルでは個人の活力と景気回復の相乗効果を狙った個人向けファイナンスが増えつつある。

一方で長らく個人・小規模事業主の事業拡大の制約となってきた労働法が改正され、雇用条件が柔軟になった点も起業を目指す人を後押しすると思われる。

このファンドの支援と現政権の掲げる社会制度改革が、これからどれだけの種が花を咲かせ、実をつけ、新たな種を生み出していくのかじっくりと見守っていきたい。

(文/原田 侑、写真/Divulgação)

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