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ブラジル政府、エンブラエル社の支配権移動に難色

エンブラエル

グローボ系ニュースサイト「G1」が現地時間12月21日夜に報じたところによると、米航空機製造大手ボーイングとブラジルの同業エンブラエルの資本提携についてブラジルのテメル大統領がコメントを発表したという。

大統領はボーイングによる株式取得に異議は唱えていないものの、支配権を渡すスキームは受け入れないとの意向を示しているとのことだ。

「私が政権を持つ間は、エンブラエルの売却は行いません」(テメル大統領)

ブラジル政府はエンブラエルのように国策と関係の深い諸企業において、重要な議事に対して拒否権を行使できる『黄金株』を持っている。

21日、ボーイングとエンブラエルは買収に向けて交渉を始めたと広報を通じて明らかにした。アメリカ合衆国のウォールストリートジャーナル紙がスクープした後のことだ。

テメル大統領は大統領府執務室での会合でハウル・ジュングマン防衛相とニヴァウド・ホサット航空宇宙局長からこの買収についての一報を受けた。

大統領は株式取得交渉を始めたことや、株主の一人としてボーイングを迎えることには特に異議はないという。ただ、企業の支配権を外国の株主には渡さないとコメントしている。

防衛相は、エンブラエルが持つ国策上の重要性から大統領の意向に対する支持を表明した。

政府は、エンブラエルの最大のライバルであるカナダのボンバルディエがヨーロッパのエアバスと資本提携したことを踏まえて、ボーイングとエンブラエルの提携について異議はないとしている。

21日、買収交渉のニュースが流れ、エンブラエルの株価は大きく上昇した。一時約40%上昇する局面もあったが、前日比+22.5%の20.2レアル(約700円)で引けた。

このエンブラエル株大幅高はブラジルの株式インデックス、ボベスパ指数(Ibovespa)を大幅に押し上げ、は前日比+2.41%で引けた。

(文/原田 侑、写真/Reprodução/TV Globo)
写真はTVグローボより。TVグローボ系列の番組はIPCTV(グローボ・インターナショナル)で放送中。視聴の問い合わせは、080-3510-0676 日本語対応ダイヤルまで)

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