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ブラジル政府、2018年の夏時間は短縮へ

ブラジル 夏時間

グローボ系ニュースサイト「G1」が伝えたところによると、ブラジル政府は2018年に開始する夏時間は通常より短くすると発表したという。

通常、ブラジルの夏時間は10月から始まるが、2018年は11月4日の開始となる。開始日の遅れに合わせて終了日をずらすことはなく、通常通り2月の第3日曜日に終了するとのことだ。

現在夏時間制度が運用されているのは、サンパウロ州、リオ・デ・ジャネイロ州、ミナス・ジェライス州、エスピリト・サント州、リオ・グランヂ・ド・スウ州、サンタカタリーナ州、パラナ州、ゴイアス州、マット・グロッソ州、マット・グロッソ・ド・スウ州、連邦区。

2018年10月は総選挙が予定されており、選挙期間中の混乱を避けるための対応とみられる。

夏時間の制度は消費電力抑制効果が期待されてきたものの、鉱山動力省の調査によると、消費電力は時刻ではなく気温に左右されるため、夏時間運用で電力消費を抑制できるとする根拠は薄いという。そのため、政府は夏時間の廃止の影響等について調査および評価を行うこととしている。

(文/原田 侑、写真/Fernando Frazão/Agência Brasil)

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