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ブラジル北東部の干ばつ、ココナッツ生産にも影響

ブラジル ココナッツ 収穫 干ばつ

「南国」と聞いてヤシの木やココナッツを思い浮かべる人は多いのではなかろうか。実際、ココナッツはブラジル国民にとって、とても身近な食材だ。青いココナッツの実に直接ストローを差して飲むアグア・ヂ・ココ(ココナッツウォーター)は街歩きの定番。ここ数年はココナッツオイルやココナッツシュガーなど、日本でもココナッツの効能が注目されている。

ブラジルで、そのココナッツの生産に異変が起こっているようだ。

TVグローボのアグリビジネス報道番組「グローボ・フラウ」が2月18日づけで伝えたところによると、北東部パライーバ州で、干ばつがココナッツ農園に深刻な影響を及ぼしているという。

同州ソウザ市はかつて州一のココナッツ生産地だった。1200ヘクタールのココヤシが茂る地で500軒の農家がココナッツ栽培に従事し、産品は北東部だけでなく、南東部、中西部と多くの地域に出荷されていた。

1日約12万のココナッツを生産していたソウザ市は、6年越しの干ばつでココヤシの95%を失った。農場を見渡す限り、枯れ木だらけの状態だ

かつて市内でココナッツの栽培で生計を立てていたハイムンド・ベゼーハ・ダ・シウヴァさんは農業を辞めた後しばらくブラジリアでソウザ市のココナッツを売っていたが、今はバイーア州のココナッツを売っている。

干ばつが続く中、ココナッツ生産では生活ができなくなり、仕事を求めて他の町に移り住んだ人も多い。

ソウザ市内のココナッツ製品メーカーも頭を悩ませている。かつて仕入は地元のココナッツだけで賄えていたが、今では他の地域から仕入れており、仕入原価が上昇している。

今後の見通しは明るくない。今仮に雨が戻ったとしても、生産が以前の水準に戻るまでは数年かかる。

「苗を植えてから収穫までだいたい3年はかかります。1本のココヤシから30個の実が取れるようになるまで3年かかるのです。生産が安定するまでは7年で、安定してくると150個とれるようになります」(農業技術振興支援公社の農業研究員、ジョゼー・マルケス・フルタード氏)

この先3か月のパライーバ州天気予報では、降水量は例年より少なくなる見込みだという。

(文/原田 侑、写真/Oswaldo Corneti/Fotos Públicas)
写真はサンパウロ市内。ココナッツの実にストローを刺した天然ココナッツウォーターの露店

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