トラック運転手による幹線道路封鎖、ブラジル経済に打撃

2018年 05月 27日

トラック運転手スト ブラジル

大規模なストライキここのところ鳴りを潜めていたようが、ブラジルは比較的ストライキの多い国だ。公共交通機関、金融機関、郵便局、裁判所、学校等、あらゆる場所でストが起こる。国民もストには慣れているとはいっても、今回はそのレベルを超えているようだ。

グローボ系ニュースサイト「G1」が5月27日づけで伝えたところによると、5月21日に始まった全国のトラック運転手によるストライキが7日目に入ったという。

国の経済の根幹を支えるトラック運転手の労働環境は、日本同様、過酷な状態が続いている。一方で運転手たちの待遇改善は進まず、労使交渉は難航している。

しびれを切らした運転手たちは、全国の交通・物流の幹線道路にトラックに乗って現われ、トラックを放置して道路を封鎖した。

そのため、ブラジル全土の物流がストップした状態が続いている。

(次ページへつづく)

(文/原田 侑、写真/Tânia Rêgo/Agência Brasil)
写真は5月25日、リオデジャネイロのドゥトラ大統領高速道路で停車するトラックの列

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