日本のドローンスタートアップが、ブラジルのドローンサービス企業に出資

2019年 01月 23日

ドローン ブラジル

APECやEU、アフリカの諸国やオーストラリアなど、世界で10の支社を構えるドローンスタートアップのテラドローンが、ブラジルのドローンサービスプロバイダーであるPlimsoll UAV(リオ・ダス・オストラス)と出資契約を締結して、Terra Drone Brazilを設立すると発表しました。

Plimsoll UAVは、ドローンを使ったオイルやガスの点検に関して、ブラジルにおけるリーディングカンパニーとのことです。

100基以上の浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備(FPSO)を持つブラジルは、同設備の保有数で世界最大規模を誇っています。Plimsoll UAVはFPSOの点検を得意としているとのことです。

一方、テラドローンは、ドローンを用いたレーザー・写真測量を実施、高精度3次元図面を短時間で作成、施工管理に役立つサービスを国内外で提供しているとのことです。

テラドローンは、同社が持つ3次元測量のノウハウや最先端技術と、Primosoll UAVの持つブラジル国内での幅広いネットワークを組み合わせることで、更なる幅広い顧客層の拡大につながることを期待しているとしています。

今後Terra Drone Brazilは、ブラジル国内でのオイル&ガス分野に対するサービスの多様化を実現すると共に、送電線、マイニング、セルタワー、地理情報システム等の分野にも事業を拡大していくとのことです。

(文/麻生雅人、写真提供/テラドローン)