カカオがつなぐ日本とブラジル

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第14回:ブラジルはカカオ栽培に適した希少な地理的条件を持つ国のひとつ

これまでこのコラムではブラジルにおけるチョコレートの市場についてお話してきました。今回は、チョコレートの原料であるカカオについてのお話です。

世界で栽培されているカカオの品種は大きく分けて、3つに分けられます。

<フォラステロ種 Forastero> 南米原産の栽培種で、産出量が多く安価。病害虫にも強く成長も早いため、チョコレートが普及するとともに、栽培しやすいフォラステロ種が好まれるようになりました。現在では、世界のカカオ生産量の80%をフォラステロ種が占めています。

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著者紹介

井川裕美子 Yumiko Ikawa

井川裕美子  Yumiko Ikawa
2010年、ブラジル人との結婚を機に、ブラジル南部のサンタカタリーナ州に移住。大の甘党で、自称スウィーツホリック。特にチョコレートをこよなく愛する。地元のチョコレート工場で働いた後、自宅にてブラジル産有機カカオバターとカカオパウダーを使った高カカオチョコレート作りを始め、カカオのおいしさに目覚める。チョコレートの真髄であるカカオを肌で知るため、バイーア州イタカレのカカオ農園を訪れる。チョコレートを通じた日本とブラジルのさらなる交流拡大を目指し、チョコレート大使として、まずはブラジル産チョコレートを日本に普及すべく尽力中。

連絡先はyikawa79@yahoo.co.jp