【コラム】サンフランシスコ河中流域における灌漑農業の発展

2019年 12月 17日

筆者が働く会社は、アセロラ果汁濃縮を主体とするアグロインダストリーであるが、本稿では当社が位置する地域の経 済を支えている灌漑農業全般について述べてみたい。

1:サンパウロ市と並ぶ雇用創出者数

筆者はブラジルの大都市サンパウロから約2,700km 北東の場所にあるペルナンブーコの州都レシーフェ(ヘシーフィ)の、さらに西の内陸へ約700km入ったペトロリーナという辺鄙な場所に住んでいる(注:2018年当時)。

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日本のドローンスタートアップが、ブラジルのドローンサービス企業に出資

2019年 01月 23日
ドローン ブラジル

APECやEU、アフリカの諸国やオーストラリアなど、世界で10の支社を構えるドローンスタートアップのテラドローンが、ブラジルのドローンサービスプロバイダーであるPlimsoll UAV(リオ・ダス・オストラス)と出資契約を締結して、Terra Drone Brazilを設立すると発表しました。

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JOGMECがヴァーリ社と共同研究に関する合意書に署名

2018年 12月 29日
VALE

独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は今月(12月)20日、ブラジルのミナスジェライス州ベロオリゾンチ市郊外サンタ・ルジーアにあるVALE(ヴァーリ)社の鉱物開発センター(Centro de Desenvolvimento Mineral:CDM)で、同社との共同研究に関する合意書に署名しました。

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【コラム】鉄の宝庫ブラジルとの絆~新日鐵住金の歩み

2018年 12月 18日
usiminas

<鉄の宝庫ブラジルとの絆>

2012年10月に新日本製鐵と住友金属工業の統合により発足した新日鐵住金は、製鉄事業を中心にエンジニアリング、化学、新素材、システムソリューションなどの事業を日本国内外で展開している。

当社とブラジルとの関係は、1955年のヴァーレ社鉄鉱石の日本向け初出荷に遡る。以来、1958年のウジミナス社への出資・建設、2007年のバローレック&スミトモ・トゥーボス・ド・ブラジル(VSB)社の設立を経て、現在ではエンジニアを中心に当社からのブラジル派遣者は60 名を越える規模となっている。

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世界最大級の淡水魚ピラルクー

2018年 09月 29日
ピラルクー

世界最大の淡水魚のひとつピラルクー(ピラルクとも表記される。学名Arapaima gigas)は、アロワナ目アロワナ科の魚。南米アマゾン川流域が原産で同地域に分布している。大人になると体長は2~3m、体重は100~200kgになる。

市場では塩漬けされて天日干しされた状態で並ぶことが多く、“アマゾンのバカリャウ(たら)”とも呼ばれているという。小骨はほとんどなく、味も身の肉質もいいため、人気が高い。そのため何年にもわたって乱獲されてきたことから、絶滅が危惧されている。

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【コラム】夢膨らむ ブラジルのバイオリンの弓工場

2018年 09月 22日
オルケストラ・クリアンサ・シダダンシダダン

ブラジル、ペルナンブコ州の州都であるレシーフェ(ヘシーフィ)市は14年のサッカー・ワールドカップで、日本代表の初戦が開催され、その名は少し知られるところとなった。

しかし、レシーフェと日本は、スポーツ以外にも深い繋がりがある。それは意外なことに、クラシック音楽である。

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CCBJアワード・パーソン・オブ・ザ・イヤー2017、新日鐵住金の進藤孝生代表取締役社長が受賞

2018年 07月 7日
CCBJ アワード

毎年、日本・ブラジル間のビジネスに最も尽力したビジネスパーソンに贈られるCCBJアワード・パーソン・オブ・ザ・イヤーの発表及び授賞式典が、7月3日(火)、東京・代々木にある駐日ブラジル大使公邸で行われた。

このアワードは在日ブラジル商工会議所(CCBJ)の会員の投票により選出されるもので、受賞者には、日本人移民造形作家、大竹富江のデザインによる記念トロフィーが贈呈される。

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