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ブラジルはカカオ栽培に適した希少な地理的条件を持つ国のひとつ

これまでこのコラムではブラジルにおけるチョコレートの市場についてお話してきました。今回は、チョコレートの原料であるカカオについてのお話です。

世界で栽培されているカカオの品種は大きく分けて、3つに分けられます。

<フォラステロ種 Forastero> 南米原産の栽培種で、産出量が多く安価。病害虫にも強く成長も早いため、チョコレートが普及するとともに、栽培しやすいフォラステロ種が好まれるようになりました。現在では、世界のカカオ生産量の80%をフォラステロ種が占めています。


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ブラジル、今年の「恋人の日」商戦は苦戦!? それでもラインナップ続々。チョコレートでは高カカオ含有チョコも注目!?

ブラジルでチョコレートの消費が圧倒的に高まるのは4月ごろに行われるパスコア(復活祭)の時期ですが、恋人の日、クリスマスシーズンなど、贈り物が行われる時期にも注目されるようです。

6月12日は恋人の日ということで、ブラジルではファッション、化粧品、雑貨など様々な分野の企業がプレゼント商戦の企画を打ち出しはじめています。ただし2014年はワールドカップの開催日と重なっているため、例年のような盛り上がりが期待できないという市場の声もありますが…。


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ブラジル国内のチョコレート市場

現在、ブラジルのチョコレート市場は、主に以下の5社によって占められています。

そして5社すべてが、多国籍企業となっています。もともとブラジル企業だったガロート(エスピリットサント州、1929年創業)、ラクタ(サンパウロ州、1912年創業)も、今は多国籍企業の傘下に入っています。


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ブラジルチョコレートの、3つのカテゴリーとは!?

今日、2014年の4月20日はパスコアの日。パスコア(復活祭)はクリスマスと並んで最もチョコレートが消費される二大イベントのひとつで、この時期になると、町のいたるところ卵型チョコレートで埋め尽くされます。

というわけで、このコラムでは、ブラジル在住経験のあるチョコレート大好き人間として、ブラジル産チョコレート(以下、ブラチョコ)についていろいろお話をしていければと思います。


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