ブラジルの新鮮なニュース、コラムを独自の目線から楽しくお届けします。もっとブラジルのことを知ってもっと好きになろう!

【コラム】ブラジル人のポルトガル語発音は如何にして生まれたのか

ブラジルのポルトガル語は、歴史の初期段階において先住民の言語、次に奴隷として連れてこられたアフリカ人の言語に影響を受けました。また、19世紀になると欧州等からの移民の言語に影響を受けています。

ポルトガル語で「訛り」のことをソタッキ(sotaque)と言います。日本でも地域によって訛りがあるように、ブラジルにも様々な訛りがあります。訛りの起源を調べると、ブラジル各地の歴史が見えてきます。


続きを読む

ポルトガル語力向上の秘訣!? ブラジルのおすすめ新聞と読み方

ポルトガル語の語学力向上には、単純ですが沢山のポルトガル語を読むことが欠かせません。しかし、最初から分厚いビジネス書などに挑戦すると、量が多くて難解なので挫折してしまいます。

その点、ネットで読めるブラジルの新聞は、一つの記事当たりの文章量が短いですし、時事ニュースを仕入れることもできるので、大変おすすめです。


続きを読む

“ブラジル語”は存在した!? 18世紀に消えたニェエンガトゥ語とは

かつて、ブラジルに渡った日本人移民は、ポルトガル語のことを「ブラジル語」と呼んだそうですが、ご存知の通りブラジルの公用語は「ブラジル語」ではなく、「ポルトガル語」です。

ポルトガル語がブラジルの公用語になったのは、16世紀にポルトガル人がブラジルを「発見」し、ポルトガルが植民地にしたという歴史的背景は説明するまでもないでしょう。


続きを読む

ブラジル代表のユニフォームが白から黄色になった理由

サッカー・ブラジル代表のユニフォームといえば、「カナリア色」と言われる黄色が直ぐに頭に浮かぶ人も多いと思います。

「カナリア色」のユニフォームを着ていることから、「カナリア軍団」とも呼ばれ、ブラジルのサッカーとは切っても切れない印象がありますが、実は、かつてはブラジルのユニフォームは約35年間、白を基調としたデザインだったのをご存知でしょうか?


続きを読む

「カシャッサの日」の由来を生んだ、カシャッサの乱

現在ではブラジルを代表する酒になるまでその地位を上げているカシャッサですが、1500年にブラジルが発見されて間もなくこの地で生まれ、砂糖産業と共に成長し、ブラジル全土に広まっていった歴史を持っています。

ブラジルの植民時代において、初期の産業である砂糖産業とカシャッサ産業は同時に発展してきました。1532年にマーチン・アフォンソ・デ・ソウザが、サトウキビの苗をサンパウロのサン・ヴィセンチ(São Vicente)に持ち込み、その数年後にはブラジルにおける最初のカシャッサが誕生したと言われています。サトウキビ農園は、ペルナンブーコ、バイーア、そしてリオデジャネイロを中心に広まり、カシャッサ蒸留所もこれらのエリアで発展していきました。


続きを読む