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ペトロブラス収賄、故エドゥアルド・カンポス氏、与党議員も関与か

ペトロブラス汚職

連邦警察の「ラヴァ・ジャット作戦」により、全国的で巨額のマネー・ロンダリングなどに関与したとして逮捕されていた元ペトロブラス供給部長のパウロ・コスタ容疑者が、連警の捜査に協力する形で供述を行ない、同氏が同公社在籍時に企んだ収賄計画に多くの有力政治家が関与していたことを実名をあげて暴露したことが6日発売のヴェージャ紙で明らかとなり、「ペトロブラスのメンサロン」として注目が高まっている。6~8日付伯字紙が報じている。

人身保護令適用で5月に釈放されたが6月に再逮捕されたパウロ氏は、捜査に協力すれば裁判で罪を軽減するとの条件で、8月29日から連邦検察庁とパラナ州連警で供述を行なっている。

ヴェージャ紙によると、先週までに40時間を超える供述が既に録音されているという。

コスタ氏は、ペトロブラスの供給部長在任中の2004~12年の間に、同公社との契約を求める企業に対し、契約を取り持つ条件として有力政治家らに賄賂を支払うことを求めたことと、コスタ氏と共にこの不正を企んだ同公社理事や政治家たちが契約金の3%相当を受け取っていたことを暴露した。

コスタ氏は、この収賄計画には、労働者党(PT)や民主運動党(PMDB)、進歩党(PP)の3党の政治家が主に絡んでいるとした。

コスタ氏があげた政治家にはPMDBの要人が含まれ、レナン・カリェイロス上院議長、エンリケ・アウヴェス下院議長、エジソン・ロボン鉱山動力相らの名前も上がった。レナン氏の名前は最も頻繁に出てきたという。

さらにPT党本部の財政企画局長のジョアン・ヴァッカリ・ネット氏が、コスタ氏の収賄作戦集団とPTを取り持つ窓口として機能していたことも明かされている。

メンサロン事件で実刑判決を受けたデルービオ・ソアレス氏の後任のヴァッカリ氏の動向には、連警もかねてから疑惑を抱いていた。疑惑の政治家としては、カンジド・ヴァカレッツァ下議の名が挙がっている。
 
またPPからも、シロ・ネゲイラ党首を筆頭にジョアン・ピゾラッティ下議の名前などがあがっている。

さらにコスタ氏は、不正に絡んでいる人物として3州の州知事の名前をあげた。その3人はセルジオ・カブラル(カブラウ)元リオ州知事、ロゼアネ・サルネイ・マラニョン州知事(共にPMDB)、8月13日に飛行機事故で他界した元ペルナンブッコ州知事のエドゥアルド・カンポス氏(ブラジル社会党・PSB)だ。

これら3州はいずれもペトロブラスが大きなプロジェクトを抱えている。ペルナンブッコ州には建設費急増問題で疑惑の渦中のアブレウ・エ・リマ製油所がある。

ヴェージャ紙によると、コスタ氏があげた名前は州知事3人、上院議員6人、下院議員25人に上ったという。

また、まだ具体的ではないものの、コスタ氏は、ペトロブラスで最大の問題となっている米国テキサス州のパサデナ製油所の疑惑の高額買収問題に関しても、収賄行為が行なわれていたことを明かしている。

(記事提供/ニッケイ新聞、写真/Valter Campanato/Agência Brasil (04/12/2007))
元ペトロブラス供給部長のパウロ・コスタ容疑者

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