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インドネシアで極刑判決を受けていたブラジル人の死刑が執行に。ブラジル人が国外で犯罪による死刑を執行されたのは初

インドネシア ブラジル人死刑

リオデジャネイロ市出身のブラジル人男性マルコ・アルシェル・カルドーゾ・モレイラ氏(53)が1月17日(土)午後、麻薬取引の罪で銃殺刑に処された。

ブラジル人がブラジル国外で犯罪によって処刑されたのは、アルシェル氏が初めてだという。ジャカルタのブラジル大使館を通じて情報が確認された。同日、同じ罪で逮捕されていた5名も銃殺刑に処された。

ハングライダーのインストラクターを務めていたアルシェル氏は2003年8月、インドネシアに入国しようとした際にジャカルタ空港で逮捕された。同氏は分解して運んだハングライダーの中に13.4キロのコカインを隠していた。

その後アルシェル氏は一度は空港から逃げ出したが、2週間後にスンバワ島で再び身柄を拘束された。同氏はペルーのリマからジャカルタにコカインを運び1万USドルを受け取ったことを認め、翌年、死刑を宣告された。

インドネシアの法律によると、減刑(慈悲)の要請を大統領が認可した場合のみ、死刑判決を覆すことができるという。

ブラジル政府が最初にアルシェル被告の減刑要請を行ったのは2005年3月のこと。ルーラ大統領(当時)がインドネシアのスシロ・バンバン・ユドヨノ大統領(当時)に書簡を送った。犯罪の深刻さを無視したわけではないが、ルーラ大統領はスシロ大統領との友情と人間的な感情に訴えた。

2012年にはジウマ大統領が、ニューヨークで開催された第67回国連総会の会期中にユドヨノ大統領と会う機会を利用して、アルシェル被告が死刑で処罰されないよう要請する書簡を改めて送った。しかしユドヨノ大統領は要請には応じなかった。

2014年に就任したジョコ・ウィドド現大統領は麻薬撲滅に関してより強硬だと考えられている。1月17日(土)、ジウマ・フセフィ(ルセフ、ルセーフ)大統領が改めて電話で寛大な処置を願い出たが、受け入れなかった。ウィドド大統領は、薬物に関する犯罪で死刑を宣告されている64名の死刑囚への厳しい対処を進めようとしている。

他にもブラジル人のホドリゴ・グラルチ氏(42)が、現在インドネシアで死刑囚として服役している。同氏は2004年7月、サーフボードの中に6キロのコカインを隠して入国しようとした。有罪判決を受けた2名のブラジル人のための減刑要請書簡を、ルーラ元大統領は2通、ジウマ大統領は4通、送っている。

ブラジル外務省の最新の調査によると2013年末までに、3209名のブラジル人が国外で囚人となっている。

(記事提供/Agência Brasil、写真/Arquivo Pessoal)

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