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バス強盗が増加するベレン市で、バス運転手に、怪しい人物がいるバス停を通過する権限与えられる

ベレンのバス強盗

TVグローボが2月18日、番組「ボンジーア・ブラジル」で報じたところによると、パラー州の州都ベレン市でバス強盗が増加しているという。その件数は月50件にのぼる。

バスには監視カメラが設置されているが、強盗たちは撮影されていることをものともせず、カメラの前で堂々と奪っている。

「強盗は3人で乗り込んできて、あっという間にバスの中の全員から奪い取って逃げたわ」と、被害に遭った女性のひとりジョエウシルリー・マシャードさんは語る。

ある監視カメラの映像では、強盗団はバスの前と後ろの扉から入ってきて、前から入った一人が運転手にナイフを突き付け、後ろの扉から入ってきた二人のうち一人は料金回収係にナイフを突きつけて改修したバス料金を奪い、もう一人が乗客のカバン等の持ち物を奪い取っているのがはっきりと映っている。

また、二人組で前の扉から入ってきて、ナイフで乗客を脅しながら料金回収係から料金を奪って逃走する映像もある。

犯人が一人の場合もある。普通にバスに乗り込んできて、いったん料金を払った後、料金回収係に武器を見せて料金箱の中身を出させ、近くに座っていた女性からは携帯電話を奪って逃げていった様子が映っている。

地元警察によると、犯行はベレン市の中心部と周辺部を結ぶ幹線道路を通る路線に集中しているという。バス運行業者組合によると、2014年12月の最後の週だけで12件の強盗事件が発生している。

この状況を受けて組合は、見るからに怪しい人物がいるバス停を通過する権限を運転手に与えた。

「そりゃ、通り過ぎますよ。見るからに怪しいのがいるのにそのバス停にわざわざ止まったりしない」(バスの運転手)

2014年、バス強盗は602件で前年比マイナス30%だった。ただこの、ひと月50件という状況を受けて、警察も対応を取り始めた。

「発生件数がもっとも多い地区を通る路線にはすでに警察官を同乗させています。また、バス運行にかかわるスタッフとの連携も強めるなど、事件の減少のためにあらゆる手段を取っています」(ベレン市保安局ジウソン・ジュニオル局長)

警察が対応を取っているとはいえ、最終的に自分の身を守るのは自分、というのが現地では鉄則のようだ。強盗に遭った経験のあるバスの利用者は言う。

「最近は必要最小限のものしか持たずにバスに乗るようにしているわ。余分なお金とか高価なものは家においていくの」(ジョエウシルリー・マシャードさん)

(文/余田庸子、写真/Reprodução/Bom Dia Brasil/TV Globo)
ベレン市、バス車内監視カメラに残された強盗の瞬間。「ボンジーア・ブラジル」より。TVグローボのニュース番組「ボンジーア・ブラジル」はIPCTV(グローボ・インターナショナル)で放送中。視聴のお問い合わせは、080-3510-0676 日本語対応ダイヤルまで)

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