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ペトロブラス贈収賄事件で押収された贈賄先リストに政治家200人以上が記載!?

ラヴァ・ジャット

ブラジル石油公社(ペトロブラス)が関与した汚職事件に対する特別捜査「ラヴァ・ジャット作戦」が着々と進められているブラジル。

現地誌「エザーミ」電子版「エザーミ・ドットコム」が3月23日づけで報じたところによると、同作戦の一環で、連邦警察が大手ゼネコン、オデブレヒト社で強制捜査を行い、警察が同社の経営陣から贈賄先リストを押収したという。

リストには与野党200人以上の政治家、そのコードネーム、所属政党、金額が詳細に書かれている。

リストは3月22日から24日の朝までパラナ州連邦裁判所のサイトで公開されたが、セルジオ・モーロ判事がリストを機密扱いにするよう命じたという。同判事は同文書の連邦最高裁判所への一時退避を発表するよう連邦公共省に要請した。

リストは「ラヴァ・ジャット作戦」第23フェーズの証拠として押収されたもので、オーデブレヒ(オデブレヒト)グループの「オーデブレヒ・インフラストラクチャー」社長、ベネヂクト・バルボーザ・ジュニオル氏が所有する建物から見つかった。

リストには政府与党、野党両方の議員の名前が連なっている。

リンヂベルグ・ファリアス:リオ・デ・ジャネイロ州議員(PT:労働者党)
アエシオ・ネーヴィス:ミナス・ジェライス州議員(PSDB:ブラジル社会民主党)
ジョゼー・セーハ:サンパウロ州議員(PSDB)
ヘナン・カリェイロス:アラゴアス州議員(PMDB:民主運動党)
エドゥアルド・クーニャ:下院議長(PMDB)
ジョゼー・サルネイ:元大統領・マラニョン州議員(PMDB)
エドゥアルド・パエス:現リオ・デ・ジャネイロ市長(PMDB)
フェルナンド・アダヂ:現サンパウロ市長(PT)
など、大物政治家の名前がずらりと並んでいる。

リスト上ではクーニャは「カニ」、サルネイは「作家」といった具合に、政治家につけられたコードネームも記されている。

それぞれの名前の後に金額が記されているが、それが賄賂の額だとは明記されていない。

現在「ラヴァ・ジャット作戦」の捜査員たちはこれがオデブレヒトの贈賄計画の一部だという裏付けを行っている途中で、現段階ではリスト上の議員たちが汚職に関わっていると直ちに断定することはできないという。

オーデブレヒ・グループは「ラヴァ・ジャット作戦」第26フェーズの捜査対象となった。オデブレヒト社の元社長・創業者一族のマルセロ・オーデブレヒが逮捕・収監されてからも贈賄は続いていた疑いがあるという。

カルロス・フェルナンド・ドス・サントス・リマ検察官によると、オーデブレヒには贈賄専門の組織があるという。同検察官はこの贈賄組織のツタはペトロブラス関連の建設工事にも及んでいるという。

「オーデブレヒには贈賄のプロフェッショナルが企業構造の一部として存在していました。一時的・散発的なものではなく、システマティックに存在していたのです。今回発表されたリストに限っても、違法に政治家たちに渡った金額は6900万レアル(約22億8000万円)にのぼります」(「ラヴァ・ジャット作戦」タスクフォース、ラウラ・テスレール検察官)

連邦警察によると、リストにはオーデブレヒ元社長マルセロ・オーデブレヒのイニシャルがかかれており、彼が計画の存在を知っていただけでなく、組織的な贈賄を指揮していたことは明白だという。

(文/余田庸子、写真/Rovena Rosa/Agência Brasil)
写真は2月26日、第23次ラヴァ・ジャット作戦で連邦警察の捜索が行われたオーデブレヒ社

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