誰もが夢中　ブラジルの連続テレビドラマ「テレノヴェラ」

ブラジルといえば、陽気な国民が降り注ぐ太陽の下で活発に活動をしている印象が強いかもしれません。実際、浜辺での日光浴やサッカーなどは国民が愛してやまない余暇の過ごし方ですが、ブラジル人にはテレビドラマ好きという少し意外な一面もあります。

ブラジルではどのレストランに行っても必ずテレビがついているほどテレビ好きが多く、各テレビ局が複雑な人間関係が絡み合う刺激と波乱がたっぷりの愛憎劇や移民・格差問題などの史実・社会を鋭く捉えた作品など、毎日複数本のテレビドラマを放映しています。

Novela（ノヴェラ）と呼ばれるこれらの連続テレビドラマは毎晩30分～1時間、長いものは約1年間続き、高い視聴率を誇るようです。

foto:女優Paolla Oliveira（パオラ・オリヴェイラ）が主演をつとめている「Amor à Vida （アモール・ア・ヴィーダ）」。2013年7月現在、最も人気のあるノヴェラ。番組のテーマは、離れ離れになった親子を結ぶ絆の深さを描く家族愛。7月下旬現在、パオラ扮する主人公パロマが好きになった男の連れ子が、かつて自分が産んだ行方不明の子供であることが判明。自分自身も知らなかった本当の母親の存在を知ることになる．．．

（写真提供／TV GLOBO、文／加藤塁、キャプション／加藤元庸）

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