ブラジル対コロンビア、60越えの戦い!

2014年 07月 4日

フェリパォン

ブラジル対コロンビア戦は監督の戦いでもある。2014年W杯タイトルをかけてフェリパォン(65歳)とぺケルマン(64歳)がぶつかり合っている。

フェリパォンは12年前に1度優勝の味を味わっている。W杯戦績は2002年にブラジルを指揮し、優勝。2006年ドイツ大会ではポルトガルを指揮し準決勝でフランスに敗れたが、その試合までは12試合負けなしだった。

一方、ぺケルマンは2度目のW杯指揮になる。彼は2006年には自国アルゼンチンを指揮し、開催国ドイツにベスト8で敗北するまで1度も負けていなかった

フェリパォンは今回優勝すれば、1934、1938年にイタリアを指揮し、2度の優勝をもたらしたヴィトーリオ・ポッゾに並ぶ事になる。更に、優勝までの3試合を勝つ事で、W杯の最多勝利記録を持つヘルムート・シェーンに並ぶ。彼は4大会において16勝利である為、フェリパォンは1大会少ない状態でこの記録に追いつく。

フェリパォン、ぺケルマンのどちらが優勝トロフィーを持ち上げるにせよ初の60歳越えの監督となる。現在最高齢は2010年にスペインを優勝に導いたビセンテ・デル・ボスケ・ゴンサレスの59歳である。

タイトル争いチーム監督年齢

Felipão 65 ブラジル
Pérkerman 64 コロンビア
Louis van Gaal 62 オランダ
Jorge Luis Pinto 61 コスタリカ
Alejandro Sabella 59 アルゼンチン
Joachim Low 54 Alemanha ドイツ
Marc Wilmots 45 Bélgica ベルギー

(文/勝田道徳、写真/Marcello Casal Jr/Agência Brasil)
6月27日、ベロオリゾンチで記者会見に臨むフェリパォン監督(左)と、7月4日のコロンビア戦で先制点をたたき出したチアゴ・シウバ(右)