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ブラジル大統領候補討論でエドゥアルド・ジョルジ氏、シウヴァに刑務所の環境を問う

ジウマ大統領

9月1日(月)にサンパウロで行われた、大統領選挙の候補者による、ブラジルのメディア(フォーリャ・ヂ・サンパウロ、UOL、SBT、ジョーヴェンパン)に向けた公開ディベート。

各候補は互いに、経済から健康、教育、暴力など幅広いテーマで意見をぶつけあった。

現職のジウマ・フセフィ(ルセーフ)氏(労働者党:PT)と有力対立候補マリーナ・シウヴァ氏(ブラジル社会党:PSB)も意見をぶつけあった。

両候補のほかに、アエシオ・ネヴィス氏(民主社会党:PSDB)、パストール・エヴェラウド氏(社会キリスト教党:PSC)、ルシアーナ・ジェンロ氏(社会主義自由党:PSOL)、エドゥアルド・ジョルジ氏(緑の党:PV)、レヴィ・フィデリックス氏(労働改革党:PRTB)が参加した。

エドゥアルド・ジョルジ氏からジウマ氏への質問で、国内の暴力に関する話題が示された。

「私は別のディベートで、ブラジル国内の健康や暴力について話し合いました。今回、刑務所の状態について話し合いたい。状態はまるで、前紀のナチスの強制収容所か軍事独裁政権の頃のようです。この12年間、労働党政権下、どうしてこんなにひどい状態になっているのか?」(エドゥアルド・ジョルジ氏)

これに対してジウマ大統領は、エドゥアルド・ジョルジ氏の指摘を認めた。

「あなたの見解に同意する。確かにブラジルの刑務所の状態はひどい。ゆえに新しい監獄のため10億ヘアイス(レアル)を投入した。しかし刑務所を建設に各自治体が反対するという問題を抱えている。PTは170億を使ったが、民主社会党(PSDB)はその倍を使っている」(ジウマ氏)

「できれば、各州政府が国の政府と同調して欲しい。警察が一体化していない状況は、犯罪者側を有利にするばかりだ。だから私たちはコントロールセンターを設置して、たとえばアマゾナス州の国境警備や環境保護のために国と州の警察が協力してオペレーションに当たっているように、各警察が協力し合って行動することを望む」(ジウマ氏)

エドゥアルド氏は「あなたたちは間違っている。麻薬に関して戦争のように作戦行動をとることで、監獄は圧力鍋の中のようにいっぱいだ。自由の抑圧のために予算をつぎ込んでいる。オープン方式(対象は主に未成年者、保護観察者とともに監獄の外で生活、夜間と週末は規定の場所に留まる、など)や、半オープン方式(集団で一つの監獄に入り、畑仕事や工場作業などを行い、3日間働けば1日分刑期が短くなる)が実現されていない状況はダメだ。収監者が外の世界に戻った時対応できるようなリハビリにも予算をかけるべきだ」と反論した。

「刑務所は確かに変わらなければならない。収監者への教育も必要。受刑者の中には、自分がどのくらいの期間の刑罰を与えられているかすら知らないこともある」(ジウマ氏)

UOLのフェルナンド・ホドリゲス記者はマリーナ・シウヴァ氏に、「講演で100万ヘアイス(レアル)以上を得ている。しかし明らかになっていない。お金の流れも、誰が払ったのかも、透明にすべきではないか?」と質問。ジウマ氏にもコメントを求めた。

マリーナ・シウヴァ氏は、「個人的なことと公的なことは線を引くべき。個人的にはどんな会社から講演の依頼を受けたか隠すつもりはない。会社側が明かすなら私は問題はない。また、私は教師だったが、政治家になってからは講演でギャラは一切もらっていない」と返答。

これに対しジウマ氏は「国を治めるためにはすべてが透明でなければならない。私自身はブラジルのためにならないことはしていない」と返答した。

(文/麻生雅人、写真/Ichiro Guerra/Dilma 13)
9月1日、討論会に出席したジウマ大統領

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