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ブラジルの太陽光リザーブ電力入札、史上最安値で落札

太陽光発電ブラジル

8時間の交渉の後、10月31日(金)にサンパウロで開催された太陽光、風力、バイオマスなど代替エネルギーのリザーブ電力入札で、太陽光に関して史上最安値の落札価格を記録したという。

入札前には、太陽光エネルギーでは容量500メガワットの入札が予測されていて、楽天的な見通しでは入札価格は1メガワット当たり250ヘアイス(約1万1167円)が期待されていたという。

結果は、太陽光エネルギー1.048メガワッツが、1メガワット時あたり(MWh)215.12ヘアイス(約9609円)で落札された。現地メディア(「オ・グローボ」10月31日づけ)が報じている。

この価格は政府が設定した価格の上限である262ヘアイス(約11703円)/MWhを17.8%も下回っており、予想以上の低価格として市場を驚かせたという。入札は電力取引会議所(CCEE)が電力調査公社(EPE)と行い、結果を鉱山エネルギー省が発表した。

電力取引会議所のアントニオ・カルロス・フラガ・マシャード取締役会長は「この入札は成功におわりました。完全な成功です。それは重要な基準となるでしょう。なぜなら、比較的競争力のある太陽光発電の分野で導入されたからです。歴史的な瞬間です」と述べた。

同氏はこの入札が、CCEEの入札市場で最も長く時間を要し、異例の入札だったことを強調した。前回入札の72ラウンドを上回る104ラウンドを記録したという。

電力調査公社のマウリシオ・トーマスキン代表も演説の中で「今日はブラジルの電力分野において記念すべき日となった」と語った。その理由としては入札の競争が白熱したこと、太陽光エネルギーの入札が行われたことを挙げた。

「我々が知る世界で最も安い価格で太陽光エネルギーが契約されました。このことは、ブラジルを太陽光エネルギーに関する最先端の国にしました」(マウリシオ・トーマスキン氏)

契約の価値は、ほぼブラジル全国で年間10%以上の料金の見直しに苦しめられてきた消費者にとってポジティヴなエネルギー価格をもたらすとトーマスキン氏は語った。

太陽光エネルギーに関しては、トータル11社による31のプロジェクトが入札に参加した。契約された太陽光発電はミナスジェライス州、バイーア州、リオグランジドノルチ州、サンパウロ州、パライーバ州、バイーア州だった。

また今回は、太陽光エネルギーが他のエネルギーと価格で競合することがなかった、最初の入札でもあったという。太陽光だけでなく風力エネルギーもまたオークションにかけられた。同分野では769メガワッツ、1メガワット時あたり(MWh)142ヘアイス(約6343円)での契約となり、上限設定の144ヘアイス(約6432円)を下回り、1.15%格安となったとのこと。

風力発電に関しては7社による31プロジェクトが入札に参加した。施設はピアウィ―州、ペルナンブッコ州、バイーア州、リオグランジドノルチ州にある。

電力調査公社(EPE)によると入札に参加したのは1034プロジェクトで、トータルで26297メガワットが入札にかけられた。うち風力発電は626プロジェクト、太陽光発電は400プロジェクトだった。

※為替は1ヘアウ=44.667691円で換算

(文/麻生雅人、写真/deltafrut)
写真はセアラー州フォルタレーザ市にある太陽光発電パネル

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