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公共交通機関の無料パスをすべての学生に。お茶の水橋でキャンプ抗議運動

サンパウロ抗議デモテント

1月15日(木)の早朝からサンパウロ市旧市街区(セントロ)のお茶の水橋前にあるサンパウロ市役所の建物前で、学生運動家の面々が抗議のキャンプテントを張った。

学生たちは、サンパウロ市による公共交通機関のフリーパスを、例外なしですべての学生に適用することを要求した。

市役所前に建てられたテントは約30。抗議には州学生連盟(UEE)、全国学生連盟(UNE)、ブラジル中等教育連盟(Ubes)、サンパウロ中等教育連盟(Upes)などの団体に所属するメンバーや代表者、学術関連施設の関係者なども参加した。

2014年の12月26日、フェルナンド・アダジ市長は、公立学校の生徒たち、基礎教育と中等教育の生徒、各種奨学金制度の利用者にフリーパスを支給することを発表した。

私立の高等教育の生徒たちはパスは受け取れない。また、学生のためのフリーパス制度の発表と同時に、3ヘアイス(レアル)から3.5ヘアイス(レアル)への値上げも公表した。

州学生連盟(UEE)の代表でもありカトリック大学で経済学を学ぶカリーナ・ヴィトラウさん(26)は「この値上げを拒否していましたが、しかし今回はフリーパスを獲得した点で(従来の運賃値上げ抗議デモと)異なります。私たちは学生の無料を求めて20年以上闘ってきました。まずはこのことを祝して路上に出ます」と語る。

しかしフリーパスを獲得したとはいえ、この運動は、制度に条件がなくなるまで続けられると強調した。カリーナさんは、公共運賃は全市民に与えられるべきだという。ブラジルではまだ実現していないため、教育を受けるすべての人にフリーパスが与えられることを願っているという。

「フリーパスは教育には欠かせない制度です。私は学校や映画や美術館に行くときにもフリーパスがなければ移動できません。これらは全て教育に関係しています。フリーパスを受けられる人に区分があることを批判します」(カリーナさん)

抗議を行う人々は、フェルナンド・アダジ市長自身が要求を受け入れるまでこの場所を動かないと語った。

午前中のおわりごろ、新たに着任したガブリエウ・シャリタ教育局長の就任式が行われた後、アダジ市長は市役所前の抗議運動についてはノーコメントだった。シャリタ教育局長は、公共運賃で学生フリーパスが実施されたのは画期的なことだと述べた。

「市長は大いなる一歩を踏み出しました。それによって学生たちは無料でバスなどを利用できます。学生たちにとっても画期的なできごとです」(ガブリエウ・シャリタ教育局長)

就任式の中でシャリタ局長は、保育園の待機児童をなくす事業に取り組むと語った。

州学生連盟(UEE)の代表によると、全ての学生にフリーパスがもたらされる計画が承認されるよう主張するため、連盟は来週(1月19日の週)、立法議会で抗議運動を行う予定だという。

(記事提供/Agência Brasil、写真/Yuri Salvador/UNE)
2015年1月15日、サンパウロ市、お茶の水橋前のサンパウロ市役所前に設けられた抗議テント

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