リオデジャネイロ市が「リオ450周年の女王」コンテストを開催

2015年 01月 13日

リオ450年の女王

創設450周年を迎えるリオデジャネイロ市は、450周年の女王を選出するコンテストの開催を公表した。地元メディア(「G1」)が伝えている。

1月の最初の週に、カメラテスト、キャットウォーク歩行、ポージングなどの審査が行われ、10名の審査員によって選ばれた候補者は33名が発表になった。

公表された33名の候補はその後10名に絞られ、1月17日にファイナル選考が行われる。投票はインターネットを通じても行える。

また、候補として発表された33名は、リオ市の各地区(コパカバーナ、ヴィラ・イザベウなど)の代表として立候補している。ただし、リオ450委員会のマルセロ・カレーロ会長は、女王は必ずしもカリオカでなくてもよいとしている。

昨年末に行われたという第一次選考の審査には66名が参加した。審査はインタビューと、リオの街の文化や歴史についての討論会によって行われたという。

「街についてのいわれ、文化的な要素、そしてリオの歴史などの知識といった、文化や芸術的な側面と、これらの素養を背景として持っている上で精錬された個性。この街を代表する女王は、それに適した人物が選びたいと考えています」と、第一次審査の口答試験を担当したマルセロ・カレーロ会長は語った。

このコンテストのスタッフで、ミスリオデジャネイロ・コンテストコーディネーターとしても活躍するチアゴ・ガスパリーは、候補の選出の際に気を配ったのは”多様性”だったと語る。

「この33名の中には国際的な仕事の経験があるモデルもいれば、舞台に上ったことすらない人もいます。身長は1m65から1m87まで。ゾナノルチ(北部)の人もいればゾナスウ(南部)の人もいます」(チアゴ・ガスパリー)

最大の懸念は、パターン化された人選をしないことだったというチアゴ氏は「この選考のアイディアは、(実にさまざまな人が集う)午後遅くにリオのビーチの舗道を眺めているような感じ」だと語った。

リオ市は1965年の創設400周年にも、リオ市の女王を選出している。今回選出される450年の女王は、リオ市400年の女王ソランジ・ゴメスさんから冠を受け継ぐ。

ファイナル選考会は、リオ北部メイエル地区にある、インペラトール(大将軍)の名で親しまれているジョアン・ノゲイラ文化センターにて17日に行われる予定。会場は20時半、式典は22時からはじまる予定。

33名の候補は以下。

Andreza Santos (1ª região administrativa – Portuária);
アンドレーザ・サントス(1番地区:ポルトゥアーリア)
Carolinne Oliveira (2ª região administrativa – Centro);
カロリーニ・オリヴェイラ(2番地区:旧市街区(セントロ))
Paola Leça (3ª região administrativa – Rio Comprido);
パオラ・レッサ(3番地区:リオコンプリード)
Amanda Ribeiro (4ª região administrativa – Botafogo);
アマンダ・ヒベイロ(4番地区:ボタフォーゴ)
Yasmin Galiazzy (5ª região administrativa – Copacabana).
ヤスミン・ガリアジー(5番地区:コパカバーナ)
Vanessa Cavalcanti (6ª região administrativa – Lagoa);
ヴァネッサ・カヴァウカンチ(6番地区:ラゴーア)
Juliana Magalhães (7ª região administrativa – São Cristóvão);
ジュリアン・マガリャンイス(7番地区:サォンクリストーヴァン)
Juliana Schultz (8ª região administrativa – Tijuca);
ジュリアーナ・シューツ(8番地区:チジュッカ)
Ana Terra (9ª região administrativa – Vila Isabel);
アナ・テーハ(9番地区:ヴィラ・イザベウ)
Júlia Albuquerque (10ª região administrativa – Ramos);
ジュリア・アウブケルキ(10番地区:ハモス)
Evellin Boyer (11ª região administrativa – Penha);
エヴェリン・ボイル(11番地区:ペーニャ)
Elisa Martins (12ª região administrativa – Inhaúma);
エリーザ・マルチンス(12番地区:イニャウーマ)
Adriana Villardi (13ª região administrativa – Méier);
アドリア―ナ・ヴィラルジ(13番地区:メイエル)
Loislene Pereira (14ª região administrativa – Irajá);
ロイスレーニ・ペレイラ(14番地区:イラジャー)
Nayara Azevedo (15ª região administrativa – Madureira;
ナヤラ・アゼヴェード(15番地区:マドゥレイラ)
Jullie Vieira (16ª região administrativa – Jacarepaguá);
ジュリー・ヴィエイラ(16番地区:ジャカレパグアー)
Adriana Yanca (17ª região administrativa – Bangu);
アドリアナ・ヤンカ(17番地区:バング)
Marcelle de Oliveira (18ª região administrativa – Campo Grande);
マルセリ・ジ・オリヴェイラ(18番地区:カンポ・グランジ)
Marcela Colombo (19ª região administrativa – Santa Cruz);
マルセラ・コロンボ(19番地区:サンタクルース)
Isabelle Barbalho (20ª região administrativa – Ilha do Governador);
イザベリ・バルバーリョ(20番地区:イーリャ・ド・ゴヴェルナドール)
Amanda Schwantes (21ª região administrativa – Paquetá);
アマンダ・シュヴァンチス(21番地区:パケター)
Ingrid Constancio (22ª região administrativa – Anchieta);
イングリ・コンスタンシオ(22番地区:アンシエッタ)
Carol Almeida (23ª região administrativa – Santa Tereza);
カロウ・アウメイダ(23番地区:サンタテレーザ)
Natália Xavier (24ª região administrativa – Barra da Tijuca);
ナターリア・シャヴィエール(24番地区:バーハ・ダ・チジュッカ)
Juliana Camara (25ª região administrativa – Pavuna);
ジュリアーナ・カマラ(25番地区:パヴーナ)
Manoela Denardin (26º região administrativa – Guaratiba);
マノエラ・デナルジン(26番地区:グアラチーバ)
Vanessa Sodré (27ª região administrativa – Jacarezinho);
ヴァネッサ・ソドレー(27番地区:ジャカレジーニョ)
Rafaella Lemes (28ª região administrativa – Rocinha);
ハファエラ・レミス(28番地区:ホッシーニャ)
Beatriz Magdalena (29ª região administrativa – Alemão);
ベアトリス・マギダレーナ(29番地区:アレマォン)
Taís Chagas (30º região administrativa – Maré);
タイース・シャーガス(30番地区:マレー)
Diulyana Barros (31ª região administrativa – Vigário Geral);
ジウリャーナ・バホス(31番地区:ヴィガーリオ・ジェラウ)
Paula Tainá (32ª região administrativa – Realengo);
パウラ・タイナ(32番地区:ヘアレンゴ)
Stefanie Durval (33ª região administrativa – Cidade de Deus);
ステファーニ・ドゥルヴァウ(33番地区:シダージ・ジ・デウス)

(文/麻生雅人、写真/Divulgação/Comitê Rio 450)