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万引き犯の事情を知った警官、保釈金を支払う

警官、泥棒の保釈金払い、食料品も贈る

ブラジルからは驚くべき凶悪犯罪も多く聞こえてくるが、別の意味で驚きのニュースが伝わってきた。

TVグローボが5月15日、番組「ボン・ヂーア・ブラジル」で伝えたところによると、ブラジリアから40キロ離れた町・ガマで、万引きした男の身柄を押さえた警官が、男の食料品代金を支払ったという。

マリオ・フェヘイラ・ヂ・リマさんはスーパーマーケットで買い物をしていた。肉2キロ分の代金が足りず、肉をこっそり自分のカバンに入れたところ、警備員からの通報により駆けつけた警官に捕えられた。

警察署で事情聴取をした警官によると、マリオさんが買おうとしていたのはバナナ1房、パン4個、肉2キロだった。その時彼が所持していたのは7.8レアル(約315円)だった。肉が買えないことに気づき、こっそりカバンに入れたのだという。

逮捕後、マリオさんは事情聴取に応じ、子供に食べさせるために万引きに至ったと話した。一連の事情を聴いた警官たちは彼の話に心を打たれ、少しずつお金を出し合い、保釈金270レアル(約10800円)を払ってマリオさんを釈放した。

マリオさんは以前電気工として長年に働いていたが、事故で昏睡状態の妻を介護するため最近失業し、日々の食事もままならない生活を送っていた。万引きをしたとき、家族はもう3日間も何も食べていなかったという。

マリオさんを拘留することで状況は悪化するばかりだと判断した警官たちは彼を釈放し、彼が買おうとしていた肉2キロと米・豆・麺類・卵を男の家に届けた。

釈放されたマリオさんは言う。

「今は自分がしたことが恥ずかしくて仕方がない。この恥ずかしさは空腹よりもずっと辛い。忘れようとしても忘れられません」

(文/余田庸子、写真/TV Globo/Reprodução)
写真は保釈されたマリオ・へフェイラ・リマさん(左)と市警の警官。TVグローボより。TVグローボのニュース番組はIPCTV(グローボ・インターナショナル)で放送中。視聴のお問い合わせは、080-3510-0676 日本語対応ダイヤルまで)

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