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ブラジルで話題のスーパー判事と日系人警官、カーニバル名物の巨大人形に

ニュートン・イシイ

リオデジャネイロのカーニバル、サルヴァドールのカーニバルと並び、ブラジルの3大カーニバルのひとつに数えられるヘシーフィ~オリンダのカーニバル。

ポルトガル人が最も古くから入植した地域のひとつであるヘシーフィと隣接する街オリンダは、マラカトゥやフレーヴォといった伝統芸能をはじめ、この土地独特の文化が今も伝えられている。

ヨーロッパから伝わった巨大人形の行進もオリンダのカーニバルの名物だ。「真夜中の男」など伝統的なキャラクターだけでなく、この地域で義賊伝説が伝えられる盗賊ランピォン、国民的歌手だったチン・マイア、ネイマールなどのサッカー選手、果てはマイケル・ジャクソンからダースベイダーまで、古今東西の人気者や話題の人物が、巨大人形になって街を行進する。

オリンダの巨大人形カーニバル

さて。来年、2月のオリンダのカーニバルで、新たにふたりの人物が巨大人形のモデルになることが決まり、人形の制作が始まったことを現地メディア「G1」(12月19日づけ)が伝えている。

人形になるのは、連邦警察の捜査官で日系のニュートン・イシイさんと、セルジオ・モーロ判事。ふたりは共に、ペトロブラス(ブラジル石油公社)を巡る贈収賄・資金洗浄事件の捜査ラヴァ・ジャット作戦の立役者。

パラナ州連邦地裁のモーロ判事は同捜査の牽引者で、裁判でもこれまでに数々の関係者に有罪判決を下してきた。

ニュートン・イシイさんは容疑者の逮捕現場に必ずといっていいほど登場するため、“連邦(警察)の日系人”として有名になった。

「我々は、いかなる政党などにも偏らず、倫理に基づいてブラジルの英雄といえるキャラクターを製作すべきです」と、人形の制作を手掛ける造形作家レアンドロ・カストロさんはいう。

ふたりの人形は、インターネットを通じて入手した写真をもとに、現在オリンダ巨大人形博物館で製作されているとのこと。

セルジオ・モーロの人形はすでに5ヵ月がかけられており、髪や肌の色などの調整がこれから行われる。人形の大きさは高さ6m、重さは18~20kgになる予定で、12月23日にはお披露目されると見込まれている。

ニュートン・イシイさんの人形はまだ型作り中とのこと。こちらも重さは18~20kgになる予定だが、高さは4mになる見込み。

「ニュートンさんはセルジオさんより背が低いですから、そこはリアルに表現しました。セルジオ・モーロさん、ニュートン・イシイさん、ともに人形のモデルになることは快諾してくださいました」(レアンドロ・カストロさん)

ふたりの人形は年末までにはへシーフィで披露される予定。オリンダの街中で行進するのは2016年の2月9日とのこと。

(文/麻生雅人、写真上/Reprodução/Grobo News、写真下/Rodrigo Linck/Bonecos Gigantes de Olinda (16/02/2015))
写真上は「グローボ・ニュース」より、“連邦(警察)の日系人”ことニュートン・イシイ氏(左)。TVグローボ系列の報道番組は日本ではIPCTV(グローボ・インターナショナル)で放送中。視聴のお問い合わせは、080-3510-0676 日本語対応ダイヤルまで。写真下は2015年2月16日、オリンダ市のカーニバルで行進する巨大人形

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