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ブラジル、ゴウ(Gol)航空の格付、引き下げに

ゴウ航空

グローボ系ニュースサイト「G1」等現地メディアが2月5日づけで伝えたところによると、リスク格付機関、フィッチ・レーティング(以下「フィッチ」)がブラジルのゴウ(Gol)航空(以下、ゴウ)の格付を引き下げたという。

フィッチは昨年12月にブラジル国債の格付をジャンク級に引き下げている。

フィッチはゴウの格付引き下げの理由として、マクロ経済、企業経営環境での逆風と同社の経営状態の脆弱さを挙げている。

具体的には、外貨・自国通貨建長期債務のデフォルトリスク格付において、ゴウは『Bマイナス』から『CCC』に下がった。一方国内での長期債務格付は『BBBマイナス』から『CCC』に格下げとなった。

「2015年のレアル安が国際原油価格の下落から得られるはずのメリットをゴウから奪ってしまった。フィッチは同社が2016年においても燃料を除いた1キロメートルあたり座席1つあたりのコスト上昇を抑えられないと見ている。ゴウはインフレのプレッシャーが高まる中、人件費、航空機リース料など原価を構成する費用を現在の水準で維持するだけ精一杯だと思われる」(フィッチのリリースより)

同リリースによると、売上の伸び悩み予想と原価上昇圧力から今年のゴウの支払利息計上前利益率は3.5%程度となる見込みだ。フィッチはまたゴウのビジネスモデルでは営業テリトリーと商品の幅を広げることが難しいため、何よりもブラジルの国内便市場への回帰が最優先事項だともいう。

また、リリースはゴウの原価管理を難しくしている要因は同社の為替リスクに対するエクスポージャーが高い点だとし、ゴウの売上の90%近くがレアル建にも拘わらず、原価の50%、債務の80%がドル建である点が利益率向上の妨げになっているという。

フィッチはブラジル経済についても言及している。2016年、ブラジルの国内総生産は2.5%低下するが、2017年にはわずかに成長の可能性があるとの見通しを示した。

(文/余田庸子、写真/麻生雅人)

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