JICA海外移住資料館の来館者が50万人を突破

2017年 08月 25日

移民資料館 JICA

8月25日(金)、JICA横浜・海外移住資料館の来館者数が50万人を超えたと、同館が発表しました。50万人目となったのは、横浜市神奈川区にある神奈川学園中学校から来館した女子中学3年生6名と引率の先生1名のグループです。

記念式典では、朝熊館長より記念証明書と記念品が贈呈されました。

引率の佐藤岳教諭は、「突然の事で驚きましたが大変光栄に思います。本校では3年生が3月に海外研修を計画しており、多文化共生社会の在り方を考える総合学習の一環として、『どのような時に人は国境を越えて動くのか』を考えるためこちらの資料館にお世話になっております。とても内容が充実した資料館だと思いますので、次の100万人目指してこれからもがんばってください」とコメントしました。

式典後、同中学校の生徒たちは、展示案内ボランティアの説明を熱心に聞きながら館内を見学しました。生徒の一人は、「展示が分かりやすく、案内ボランティアの説明も理解しやすいので、移住のことを沢山学習することができました。この学習を海外研修に活かしたいです」と話していたとのことです。

海外移住資料館は、日本人の海外移住の歴史と日系人の活躍についての理解を広めることを目的として、2002年にJICA横浜に開設されました。戦前戦後の日本の移住史や、ブラジルへの移民を含む、日本人移住者の暮らしを伝える「常設展示」と、定期的に更新される「企画展示」で構成されています。

(文/麻生雅人、写真提供/JICA海外移住資料館)