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ネイマール父の教育事業「ネイマール・スポーツ」、4か国100カ所で事業展開へ

ネイマール

ネイマールJr.の父親で実業家のネイマール・ダ・シウバ・サントス氏が経営を手掛ける、スポーツを通じての教育事業ネイマール・スポーツ・ネットワークが、今後3年間で100カ所の事業ユニットを開設する計画を公表した。

ネイマールJr.はネイマール・スポーツ・ネットワークの広告塔となる。

ネイマール・スポーツ・ネットワークは、ネイマール・ダ・シウバ・サントス氏、シャルレス・マルチンス氏、マルクス・バイズ氏、アウタミーロ・ベゼーハ氏による共同経営で運営されている。

同プロジェクトは今後3年間で4カ国(ブラジル、アメリカ合衆国、オーストラリア、中国)において、最大100カ所のユニットを開設するとのこと。

ネイマール・ダ・シウバ・サントス氏によると、スポーツ学校の創設は、何千人もの子どもたちの成長に貢献するという。

「子どもがスポーツ人生の最初に肯定的な経験をすることは、未来のスポーツ選手の成功の基礎になるかもしれません。私の息子がそうでした」(ネイマール・ダ・シウバ・サントス氏)

「最初のユニットはマイアミ、フロリダになります。同地ではサッカーへの関心が高まっています。われわれはまた、ネイマール・Jrがスポーツ選手として受けた全ての支援を還元したい考えです。優れた選手になるため、ネイマール・Jrは多くの献身的な人々の支援を受けてきました。ネイマール・スポーツでは、スポーツを愛する世界中の若者にこれらの基本的な要素を提供することを望んでいます」(ネイマール・ダ・シウバ・サントス氏)

プロジェクトを率いるシャルレス・マルチンス氏は、ネイマール・スポーツはゲームやタブレット、スマートフォンなどの普及に伴いほとんど体を動かさなくなってしまった子どもや若者たちにコミットしていきたいと語った。

「6歳から13歳の子どもたちにスポーツをするよう働きかけたいのです。この時期は、子どもや若者が運動技能を発達させるのに大切な時期なのです。革新的な手法を持つこのネットワークの中でスポーツを練習することは、若者たちがスポーツに関心を持つ、大きなインセンティブになるでしょう」(シャルレス・マルチンス氏)

ネイマール・スポーツの詳細は www.neymarsports.com を参照。

(文/麻生雅人、写真/C.Gavelle/PSG)
写真は10月17日、パリ・サンジェルマンのトレーニングを行うネイマールJr.

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