JICA横浜海外移住資料館 企画展示「南国土佐をあとにして 海を渡った『いごっそう』」2月10日から開催

2018年 01月 28日

水野龍 移民

JICA横浜海外移住資料館では2月10日(土)より企画展示「南国土佐をあとにして 海を渡った『いごっそう』」を開催します。

海外移住資料館によりますと「いごっそう」とは、気性が激しく頑固ながらも度量が大きく信念を貫く土佐人特有の気質とされているそうです。

こうした気質を持つ高知県出身の移民は、移住先の国々において様々な分野で主導的な役割を果たし、特に日本からの移民送出事業やブラジルでの日系農協の発展において、大きな足跡を残ししているとのことです。

漂流民としてアメリカ合衆国の捕鯨船に救助され、のちに日系米国市民第一号となったジョン万次郎をはじめ、移民として海外に渡った高知の人々の中には日本内外での社会経済発展に大きく貢献した人も少なくありません。

この展示では、日系コミュニティにおける立役者として高知県移民が果たした役割と貢献、そして現存する資料から伺える移民の体験について紹介するとのことです。

展示は2月10日(土)からはじまり、5月27日(日)まで行われます。

いごっそう

企画展示「南国土佐をあとにして 海を渡った『いごっそう』」
http://www.jomm.jp/events/index.html#kochi
会場:JICA横浜2階 海外移住資料館(神奈川県横浜市中区新港2-3-1)
アクセス:みなとみらい線「馬車道駅」(4番出口)下車徒歩約8分
入館料:無料
開催日時:2018年2月10日(土)~2018年5月27日(日)、10:00~18:00(最終入館 17:30)
休館日:月曜(祝日の場合翌日) 、4月22日(日)
電話:045-663-3257

(文/麻生雅人、写真提供/JICA横浜 海外移住資料館)
写真上は水野龍(前列中央)とクリチーバの日系人「宣化会」の集合写真 1936年頃