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岸田外相、ブラジルのフィゲイレド外相と会談。2015年の日伯修好通商航海条約締結120周年行事の実施にも言及

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9月2日(月)12時10分 (現地時間)から約2時間30分、ブラジルを訪問中の岸田文雄外務大臣(写真左)とLuiz Alberto Figueiredo Machado ルイス・アウベルト・フィゲイレド・マシャード・ブラジル外務大臣(写真右)がブラジル外務省において会談を行い、その内容が日本の外務省より発表された。

外相会談に先立ち、外交・公用査証(ビザ)免除措置に係る書簡の署名式が両外務大臣の間で行われたという。

会談では、延期されていたジウマ(ジルマ・ルセフ)大統領の訪日、2015年の日伯修好通商航海条約締結120周年行事、両国間の外交・公用査証免措置、受刑者移送条約の実質合意、国連安保理改革や核軍縮など国際舞台での両国間協力、などが話し合われた。

共に国際連合安全保障理事会入りを目指す日本とブラジルは、国連安保理改革問題でも互いに協力しあえるという意見は以前から出ていたが、今外相会談で同意を得られたことは大きな進展といえそうだ。

外務省発表による会談の概要は下記のとおり。

1.二国間関係
(1)両国外相は、両国は日系人という人的絆を背景とした長い歴史と伝統に培われた特別な信頼関係にあることを確認し、政治、経済関係に加え、教育、科学技術、国際場裡での協力、文化やスポーツ等広い分野で両国の関係が発展していることを歓迎。
(2)本年6月末に予定されていたものの、ブラジルの国内情勢により延期となったルセーフ大統領訪日について、両国外相は右早期実現に向け両国政府が調整することで一致した。
(3)両国外相は、日伯修好通商航海条約締結から120周年を迎える2015年を、両国双方で多くの行事を実施するだけでなく、両国関係の更なる強化・深化するものとして盛り上げていくことで一致した。
(4)両国外相は、両国間の外交・公用査免措置への署名が行われたことについて、両国の交流促進に資するものとして評価した。また、先般受刑者移送条約が実質合意に至ったことについても、司法分野の協力に資するものとし歓迎した。
(5)岸田大臣から、プレソルト海底油田に関連した造船分野での協力や、深海共同調査など科学技術交流が進展していることを例示し、両国関係では科学技術や産業協力を通じた多層的な協力関係を拡大する多大な可能性があると述べ、フィゲイレド外相から地デジ日伯方式のように両国間の科学技術分野での協力が更に発展することへの期待感が表明された。
(6)岸田大臣から、先般開催された第4回日伯賢人会議で両国首脳への提言が作成されたが、実り多い議論を成果につなげるために政府間で対応すべき課題を両国で取り組みたいと述べ、フィゲイレド外相は我が国からブラジルへの投資が拡大することへの期待感が表明された。
(7)フィゲイレド外相は、サンタカタリーナ州産豚肉に関する先般の輸入解禁決定を歓迎すると述べ、岸田大臣は、関係者の努力の成果であり喜ばしい旨応答した。

2.地域情勢
 岸田外務大臣から、東アジア地域情勢及び我が国の立場について説明を行い、フィゲイレド外相からは中南米情勢及び地域統合の動きについて説明があった。

3.国際場裡における協力
 岸田外務大臣から、国連安保理改革、核軍縮、世界貿易(WTO) 等、国際場裡において両国間で協力していきたい旨述べ、フィゲイレド外相も同意する旨応じた。

(文/麻生雅人、写真/外務省)

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