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サンパウロ流、渋滞対策の交通規制「ホジージオ」

avpaulista2013

車の多いサンパウロでは、交通量を規制するために「Rodizio(ホジージオ=交代制)」というルールを定めている。ナンバープレートの末尾の数字によって、車の利用を曜日ごとに規制するというものだ。もともとは「COを減らす目的ではじめた」(※1)が、現在では渋滞対策のために行われているという。

サンパウロのCET(交通工学公社)によると、曜日によるナンバープレートの末尾制限は次のとおり。月:1と2、火:3と4、水:5と6、木:7と8、金:9と0と定められている。ただし、割り当てられた日に丸一日運転できないわけではなく、ラッシュアワーにあたる午前7時から10時と午後5時から8時までの時間帯のみ制限されるのだ。

時には例外もある。毎年7月9日はサンパウロのみの祝日「護憲革命記念日」だが、今年は8日月曜日と9日火曜日のホジージオは中断され、10日水曜日から通常通り再開となったと「フォーリャ」(7月5日付け)が報じている。

同僚のブラジル人にサンパウロの交通事情を聞くと、サンパウロ市内の交通渋滞はひどく、ラッシュアワーでは3~40kmの渋滞は普通だそうだ。日本のゴールデンウィークではピーク時で10kmにもなるとニュースやラジオでは大騒ぎだが、ブラジル人にとっては10kmなんて大したことではない。

ホジージオが導入されたことで渋滞が改善されたかと尋ねてみると皆そろえて「うーん」と首をかしげる。それもそのはず、末尾のナンバーがかぶらないように一家に二台以上の車をもつ人が増えてしまったというのであるから当然の話しだ。中には近くに住む同僚の車で一緒に出社する人もいる、と同僚は言う。

交通量を減らすために考案されたホジージオだったが、要領のいいサンパウロ市民の方が、1枚上手だったようだ。

(文/近藤美紗妃、写真/麻生雅人)
写真はパウリスタ大通り

<※1>
「都市交通計画の視点からみたブラジル3都市の比較 -ブラジリア・クリチバ・サンパウロ-」
小早川悟、島崎 敏一(日本大学理工学部)
http://library.jsce.or.jp/jsce/open/00035/2000/55-4/55-4-0442.pdf

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