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横川電機、世界最大級の第二世代バイオエタノール工場向け制御システムを受注

10月17日(木)、横河電機の子会社ヨコガワ・アメリカ・ド・スル(本社:ブラジル サン・パウロ 社長:吉田 聡)は、第二世代バイオエタノールを生産するサン・ミゲル・ドス・カンポス工場(São Miguel dos Campos plant)向け制御システムとフィールド機器を受注したことを発表した。

サン・ミゲル・ドス・カンポス工場は「グランビオ(GranBio)」(ブラジルの富豪グラディン家(Gradin family)の持株会社グラン・インベスティメントス(Gran Investimentos S.A.)傘下のバイオテクノロジー企業。2011年6月設立。バイオ燃料、バイオケミカルを扱う)が、ブラジル北東部アラゴアス州に建設を進めている年産8,200万リットルの第二世代バイオエタノール工場。

新工場は、第二世代のバイオエタノール(トウモロコシやサトウキビなど食料由来の第一世代に対して、木質チップや麦わらなど、食料以外の有機原料由来のバイオエタノール)を商業生産する工場としては、南半球で初めての工場で、生産能力も世界最大級と目される。生産開始は、2014年初頭を予定しているという。

ヨコガワ・アメリカ・ド・スルは、プロジェクトの制御担当会社(MAC)として計画の初期段階から参画し、工場のライフサイクルにわたるコスト削減と生産性向上に貢献する最適な制御システムとフィールド機器の基本設計に取り組んだとのこと。

制御担当会社(MAC:Main Automation Contractor)とは、プラント建設の効率向上、コスト削減、納期短縮を図り、従来EPCが発注してきた制御システムを制御メーカに直接発注する方式。通常MACに選定されると、プロジェクトの初期段階から参画して制御システムに関する基本設計業務(FEED)を行い、プロジェクト実行が決定されると制御システムが発注される。

今回の受注で、同工場に向け、反応槽や蒸留設備などを制御する統合生産制御システム「CENTUM® VP(センタム・ブイピー)」、FOUNDATIONTM フィールドバス(注1)に対応した電磁流量計「ADMAG AXF(アドマグ エーエックスエフ)」や差圧・圧力伝送器「DPharp EJAシリーズ(ディーピーハープ イージェーエー)」などのフィールド機器、およびコントロールバルブなどを納入。これらのシステム・製品の納入、エンジニアリングおよび運転訓練を行うという。

バイオエタノールは、化石燃料を代替するクリーンエネルギーとして、世界中で生産が拡大している。しかし、世界的な食料不足が懸念される中、食料を原料とする第一世代のバイオエタノールに替わって第二世代のバイオエタノールに注目が集まっている。

世界のバイオエタノール生産量の大部分を占めるブラジル、米国で、第二世代の生産工場の建設が複数計画され、今後も増える見込みだという。YOKOGAWAは、今回の受注を弾みに、環境負荷低減に貢献するバイオエタノールを含む再生可能エネルギー分野における制御事業で一層の事業拡大を目指す。

(文/麻生雅人)

※注1:FOUNDATIONTM フィールドバス
制御システムとフィールド機器間を従来のアナログ信号ではなく、双方向フルデジタル信号で接続する、制御用通信規格。伝達する情報量の飛躍的な増大、設置・調整コストの大幅な削減、統合機器管理機能によるメンテナンス効率向上が期待できる

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