ブラジル人御一行様、山形県飯豊町でグリーンツーリズム

2013年 10月 25日

飯豊村

グリーン・ツーリズム。農林水産省は「農山漁村地域において自然、文化、人々との交流を楽しむ滞在型の余暇活動」と紹介している。欧州では、農村に滞在してバカンスを過ごすという余暇の過ごし方が普及しているそうで、英国ではルーラル・ツーリズム、またはグリーン・ツーリズム、フランスではツーリズム・ベール(緑の旅行)と呼ばれているとか。

日本でもこのグリーン・ツーリズムを定着させるべくさまざまな動きがでてきている。11月3日(祝)文化の日の連休には、JTBと山形県飯豊町観光協会が中心となって、20名の在日ブラジル人を飯豊町(写真)に招待することになった。ブラジル人の肉好きが山形牛のBBQに響くのを狙っているわけではない。ツアーの模様はブラジルのTV GLOBOと日本のNHK山形で紹介される予定。

実はブラジル本国でもグリーン・ツーリズムは広がりつつあるという。各方面でマーケットが拡大しつつあるブラジルでは国内旅行の需要も高まっている。広大な土地を持つブラジルには、グリーン・ツーリズムの対象となる素朴な美しさを持つ自然に恵まれた知られざる場所が豊富にありそうだ。

(文/加藤元庸、写真/TV GLOBO)