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肥満優先席まであるサンパウロ。州人口の半分以上が体重過多に

サンパウロバス優先席

サンパウロでは、公共交通機関、映画館、劇場、コンサートホールなどでは肥満者向け優先席を設けなければならないという州の条例(Lei nº 12.225)が2006年1月に発せられて、地下鉄構内や車両内では、一見カップルシートに見えてしまう二人掛けサイズの肥満者優先席が見られることでもしられている。

そんな、肥満に優しい(!?)サンパウロで、州の人口の半分以上にあたる52,6%が平均体重を超えていることを、2月3日(月)、サンパウロ州厚生局が発表したと同日付け「エザミ」(電子版)が伝えた。

同局が、成人病予防のため首都と郊外の人々、5700人に行った電話調査で明らかになったという。男女比では、男性が54.9%、女性が50.4%だった。疫学サーベイランス・センターのマルコ・アントニオ・ヂ・モライス氏は、高い数値を受けて、州の人々の生活のモニタリングが必要だと語ったという。肥満症の割合は19%を占めていた。

肥満人口を増やさないための対処法としては、適度な運動、アルコールの過剰摂取を控えることが挙げられている。インタビューを受けた人の中で、まったく運動をしていない人が 14,3%、喫煙者が13,5%、アルコール消費が多い人が15%だった。

脂身の多い肉を普通より多く摂取している人が37,9% 、食事の時に清涼飲料水を飲むのが週5日以上の人が31,5%だった。清涼飲料水に入っている糖分が肥満の大きな要因となっていることはこれまでにもさまざまな研究で指摘されている。

モライス氏によると、喫煙も体重を増やす要因になっているという。

(写真・文/麻生雅人)
写真はサンパウロ市内のバスの優先席表示。車いすの人、お年寄り、幼児を抱いている人、妊婦さんと並び肥満の人が優先されている

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