ベロオリゾンチで現代アート三昧(2)「サンフランシスコ・ヂ・アシス教会」

2014年 04月 14日

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ブラジル南東ミナス州の州都は、ベロオリゾンチ。ワールドカップの開催都市のひとつで、サンパウロ、リオ、サルヴァドールに次ぐ大都市です。観光で言うなら、世界遺産の古都、オウロプレトの玄関口として知られています。
が、実は、オウロプレト以外にも現代 アートや建築好きなら堪らない見所があるのです。

ベロオリゾンチ市は、ブラジリア同様、オウロプレトから州都を遷す際に、「美しい地平線(ベロ・オリゾンチ)」が見渡せる何もない高原に造られた計画都市。当時ベロオリゾンチ市長であったクビチェック(後に大統領となり、ブラジリア遷都を実行)の依頼で、若きオスカー・ニーマイヤーが、パンプーリャ湖畔の開発計画に携わりました。

そのため、ブラジリア程の規模ではありませんが、周囲18kmの湖畔に、カジノ(現パンプーリャ美術館)、ヨットクラブ、ダンスホール(Casa do Baile現Centro de Referencia de Arquitetura, Urbanismo e Design)、サンフランシスコ・デ(ヂ)・アシス教会など、ニーマイヤーの初期建築群を見ることができます。

写真はベロオリゾンチのシンボルにもなっているサンフランシスコ・デ(ヂ)・アシス教会。壁画は、カンジド・ポルチナリ。

実は、共産党のシンボル「鎌と槌」がデザインされています。どこに隠れているか、分かりますか?軍政期には閉鎖された過去も・・・。

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「Igreja São Francisco de Assis サンフランシスコ・デ(ヂ)・アシス教会」

住所: Avenida Otacílio Negrão de Lima, 3000
電話: 31 3427-1644
開館時間: 火~土 8時~17時、日 9時~14時

(写真・文/東リカ、取材協力/クイックリートラベルhttp://www.quicklytravel.com.br/)