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ワールドカップブラジル大会公式ソング「We Are One (Ole Ola)」、ビデオクリップもブラジルで総スカン

ピットブル

5月16日(金)、ワールドカップブラジル大会の公式テーマソング「We Are One (Ole Ola)」のビデオクリップが公開された。しかし公開後、ブラジルではSNSを通じて苦情や避難の声が殺到しているという。

「We Are One (Ole Ola)」は合衆国のラッパー、ピットブル(キューバ系)が、合衆国の歌手ジェニファー・ロペス(プエルトリコ系)とブラジルのクラウヂア・レイチをゲストに迎えて歌っている曲。しかし、そもそも、ブラジル大会のテーマ曲の主役がブラジル音楽でもブラジル人でもないことに対する不満の声は前からあった。

今回、発表されたビデオクリップに対しネットに揚げられた不満の声には、ホスト国の歌手クラウヂア・レイチの出番があまりにも少ないこと、アルゼンチンの旗が15回も登場することなどがあった。現地メディア(「UOL」、5月16日付けなど)が伝えている。

クラウヂアはピットブル、ジェニファーと共にトリオエレトリコの上で踊るシーンもあるが、本人が歌うパートは約4分のビデオの中でたった20秒近くで、顔が映るのも約40秒ほどしかない。ゲストとはいえ、ホスト国の歌手なのにあまりにも扱いが小さく、同じゲストのジェニファーと比べても出番が少ない。

「私はクラウヂア・レイチのことが好きではないけれど、それでも、(このビデオ)では彼女の出番は少なすぎる。彼女はブラジル人なのに!」という声もあった。

対してピットブルは約3分近く登場してサンバダンサーを従えて歌っている。しかしこの歌手はブラジルではほとんど知られていないという。

いったんケチがついてしまったら批判は次々と投げかけられた。合衆国の歌手はブラジル調のリズムの曲を用意してはいるがダンスにまったくブラジルらしさがない、映像のイメージがあまりにもステレオタイプのブラジル過ぎでげんなりだ、といった声が上がっているという。

ビデオにはバイーアのオロドゥンやトリオエレトリコも登場するが、半分裸のような女性、ネイマール、ホビーニョが登場する映像に、「またいつものアレだ」とブラジル人たちは閉口している様子だ。

「この映像を作った奴は、私がボスニアについて知っている程度の知識しかブラジルについて知らない奴だ」

「ワールドカップに出場しないキューバの旗がでてくるのも意味わからない」

この曲は6月12日の開会式で披露されることになっているが、その時はクラウヂアの出番は増えるだろうか。

(文/麻生雅人、写真/Getty Images)
写真は5月18日、ラスベガスで行われたビルボード・ミュージック・アワードに出演したジェニファー・ロペス(左)、ピットブル(中)、クラウヂア・レイチ(右)

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