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リオとサンパウロでダフ屋グループ逮捕。FIFA中枢関係者も関与か

押収チケット W杯

リオ市警がリオ市と聖(サンパウロ)市で(7月)1日、国際サッカー連盟(FIFA)や伯国サッカー連盟(CBF)などと人脈があり、4大会にわたって入場券の不正売買を行っていたと見られるダフ屋集団計11人を逮捕したと2日付伯字紙が報じた。

ダフ屋集団のリーダーはアルジェリア生まれ、フランス育ちのモハマドウ・カミネ・フォファナ容疑者(57)だ。

同容疑者はサッカー選手として活動した事があり、アトランタ・スポルチフ・インターナショナルの最高経営責任者の肩書きで、名の知れた元選手らとの親善試合などを企画。同社サイトには、伯国人も含む著名選手やFIFA役員らと写った写真も掲載されている。

フォファナ容疑者は今大会が始まる前にリオ市に着き、バーラ(バーハ)・ダ・チジュッカのアパートに落ち着いたが、FIFAの公用車を乗り回す、FIFA役員らが宿泊するコパカバーナ・パレスにも自由に出入りするといった特別待遇だった。

1日に逮捕された一団はリオ市9人、聖市2人の計11人で、警察は入場券130枚やパスポート、携帯電話、現金などを押収。押収された入場券の中には伯国代表チーム関係者に配られた入場券10枚や半額券、カマロッテ(カマロッチ、VIP席)の券もあった。

同集団は、伯国対カメルーン戦では入場券22枚を200~1000%のマージンをかけて売って50万レアルを稼ぐ、1日のアルゼンチン対スイス戦の券は3千レアルで売りつけ、決勝戦の券は3万5千レアルで売るつもりなど、今大会だけで2億レアルの暴利を貪る計画だった。同集団は2002年の日韓大会から不正を働いていたと見られている。

フォファナ容疑者は伯国代表チームが滞在するグランジャ・コマリやFIFA本部にも頻繁に電話を入れており、FIFAやCBFの他、アルゼンチンやスペインのサッカー連盟とも繋がっていたと見られている。

押収されたカマロッテの券はパック販売を認められた唯一の企業のマッチ・ホスピタリティが扱ったものだが、同社の親会社であるインフロント社の共同経営者の一人はブラッターFIFA会長の甥だ。CBFは代表チーム関係者用の700枚の他、開催国として特別に3万枚の入場券を受け取っている。1日の時点では、FIFAもCBFもこの件に関するコメントを避けている。

なお、今回摘発された集団は資金洗浄、犯罪組織形成などの罪にも問われる見込みだ。リオ市では入場券の不正売買で逮捕された両替屋やダフ屋は計111人となった。

(記事提供/ニッケイ新聞、写真/Ascom Polícia Civil do Estado do Rio de Janeiro)
7月1日、リオ市文民警察に押収されたチケットや現金

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