2014年 09月 4日 15:12
サンパウロ市の市バスが進化している。フェルナンド・アダジ・サンパウロ市長(PT)とジウマール・タット交通局長は9月2日(月)、新機能を備えた20台のバスを導入したことを公表した。
これらのバスはエアコン、数台に無料Wi-Fi、そして監視カメラを備えている。現地メディア(「G1」同日づけ)が報じた。
乗車料金の支払いは、現在、ビリェッチウニコと呼ばれるプリペイド方式のカードが主流だが、現在、ビリェッチウニコはスマートフォンなどの端末にも対応可能だ。
カードもしくは端末をかざす機械の上部に監視カメラがあり、カメラが得た画像で、支払いの際に、老人、肥満、障害者など福祉料金で乗車する人が不正がないかが判断できるという。ただし通常の利用者の撮影はしないという。
市長によるとこの新バスはパイロットモデルで、バス専用レーンを走行する連結車両バス。運転席上部にもカメラが備え付けられており、専用レーンを違反して侵入する車両を識別することができるという。
新しいバスは床も低く、171名の乗客を乗せるキャパシティがあるとのこと。
(文/麻生雅人、写真/Fabio Arantes/SECOM)
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