世界バレー2014、ブラジルは銅メダル。前夜の敗北を克服して勝利を得る

2014年 10月 13日

世バレ2014 ブラジル銅メダル

国際バレーボール連盟(FIVB)が主催する国際大会、バレーボール世界選手権女子大会2014は、アメリカ合衆国が中国を下して金メダルを獲得した。合衆国は初優勝となる。

ブラジルは10月12日(日)、決勝ラウンドの3位決定戦でイタリアと対戦、イタリアを下して銅メダルを獲得した。ブラジルバレーボール連盟(CBV)が伝えている。

ミラノのメディオラヌム・フォーラム・アッサーゴで行われたこの日には1万2600人の観衆が詰めかけたという。25/15、25/13、22/25、22/25、15/7で、ブラジルが3-2での勝利となった。

全勝で準決勝まで進んでいがら、11日(土)にアメリカ合衆国にストレート負けという完敗を喫して、一瞬で優勝を逃したブラジル。打たれ弱いとされるブラジル人のメンタリティを心配したのは、ファンだけではなかったようだ。

ゼー・ホベルト監督も、セレソンブラジレイラの敗北後の選手たちの戦意を取り戻すことに腐心したという。

「選手たちは合衆国への敗北後、自尊心を失っていたため、事前に私たちは、いかに銅メダルというものが大切なものかについて話し合いました。彼女たちはこの競技における3位という立場を欲してくれた。また、我々はたくさんの応援をブラジルから受けた。おかげで選手たちは個性と強さを発揮してくれました。メダルはこのチームが全力を尽くして得た成果です」(ジョゼー・ホベルト・ギマランイス監督)

また監督はイタリアとの対戦を振り返って下記のようにコメントした。

「最初の2セットは好調でした。しかしその後、3セット目、4セット目にイタリアは盛り返しました。(イタリアの)ディウフはボールを自在に操り始めました。5セット目で我々はブラジルらしい攻撃とブロックの強さを取り戻しました」(同)

合衆国への完敗から一夜明けてのイタリアへの勝利は、セレソンブラジレイラにとって大きな1勝となったようだ。ファビアーナは、イタリア戦との試合を通じての、セレソンブラジレイラの姿勢を称賛した。

「我々は辛い状況を抜け出し、克服しました。このメダルはブラジルにとってとても価値のあるものです。私たちは今日の勝利をとても重要だと考えています。この闘いで多くを得ました。そして私たちは今、2016年のリオデジャネイロのオリンピックに焦点を定めています」(ファビアーナ)

シェイラは準決勝後の打ちひしがれた夜を振り返った。

「私たちはこの夜、眠ることが難しかった。合衆国への敗戦が頭から離れませんでした。イタリアで、今日、私たちは集中することが難しかった。私はこの勝利、このポジションをとても喜んでいます」(シェイラ)

この日のブラジルの得点はシェイラが21(18アタック、3サーブ)、ジャケリーニが18、フェルナンダ・ガライが14、ファビアーナが13、タイーザが10ポイント。

(文/麻生雅人、写真/FIVB)
10月12日、イタリア、ミラノ。対イタリア戦に勝利、銅メダルを勝ち取った女子バレーのセレソンブラジレイラ