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サンパウロで予言された飛行機事故起こらず。航空会社が便名を変更したおかげ!?

サンパウロ上空

11月26日の朝8時30分にコンゴーニャス空港を発つTAM(タン)航空のJJ3720便が故障により事故を起こし、パウリスタ大通りのビルに激突するという、予言者ジュセリーノ・ノーブレガ・ダ・ルースが語った惨事は、現実には起きなかった。

ジュセリーノ氏の予言が話題になった19日(火)~20日(水)にかけて同社は、予言にあったJJ3720便をJJ 4732便に変更していた。惨事が起きなかったのはTAM(タン)航空が便を変更したからか? 惨事などもともと起こりゃしなかったのか? 真相は誰にも知る由はない...。

予言が騒ぎになっている中、Xデーの前日に当たる25日づけ「テーハ」は、「TAM(タン)は私には、適切な処置を講じるつもりだと連絡していました。彼らはまず最初にフライトナンバーを変更しました。そして昨日(24日)同社の方が私に電話してきて航空機も交換したといいました。そのことを(彼らが)プレスに公表していない理由は、私にはわかりません」というジュセリーノ氏のコメントを紹介していた。

ジュセリーノ氏によると、彼の予言に基づいてTAN(タン)航空が便の変更を行ったのは今回で2度目なのだという。

「2007年10月29日、フォルタレーザからグアルーリョスの間で墜落する運命にあったJJ 3300便を変更しています。今回もまた同社は機体を撤退させるという良識を持ち合わせていました。もう(26日に)事故は起きないでしょう。なぜなら、彼らは私の予言を信じて真剣に受け止め、”事実”を変更したからです」(ジュセリーノ氏)

そしてXデーの前日の予言者のコメントの通り、26日に事故は起きなかったわけだが、一方、事故に巻き込まれると示されていた「バラォン・ジ・セーホ・アズウ」ビルにある事務所や店舗で働いている人たちはといえば、信じた人と信じない人とで行動はまったく異なった。

当日の朝、同ビルの高層階のオフィスの従業員たちは、マスコミによる予言騒ぎを笑うかのように、紙飛行機を作って窓から飛ばしていたという。午前9時20分に上空を飛行機が通過する騒音が聞こえたときは、笑い声も上がったという。

ビルの地上階でレストランを経営するマウロ・ジ・ソウザさん(55)は、紐でつりさげた紙飛行機を手にしながら語った。

「私は信じちゃいなかったけど、怖がっている人たちはいたからね。影響はあるだろうと思っていたよ。客たちも来ないだろうと話していたし、上司たちが来ないっていうからって言ってた人もいたね。従業員も来ないって言っていたよ」(マウロ・ジ・ソウザさん)

この日の朝食の時間、マウロさんの店の売り上げは通常の30%に相当する150ヘアイス(レアル)=約7042円減となったという。

受付のソニア・ジアスさん(27)は「閑散として、まるで休日であったかのようです。いつもはこうではないですよ。もっとあわただしいです」と語った。

航空機が落下するという予言の時間の前、ビルのほぼ正面にあるブックスタンドは、店を開けなかった。ビルの地上階の店舗のほとんども、店を閉めたままだったという。

※為替は1ヘアウ(レアル)=46.947663円で換算。

(文/麻生雅人、写真/Rafael Neddermeyer/Fotos Públicas)
写真は予言Xデー前日、25日のサンパウロ上空。夕方から激しい雨が降り始めた

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