暴走小型トラック、市街地で路面オフィスに激突

2015年 01月 8日

1月5日(月)の朝9時54分ごろ、ブラジル南部パラナ州のトレド市で、通りに面した不動産会社のオフィスに1台の暴走小型トラックが激突する事故が起きた。現地メディア(「G1」同日づけ)が伝えている。

その時間、ガラス張りの路面事務所では、入口近くにある受付で女性職員が作業をしていたが、壁を破った暴走小型トラックは、受付デスクごと粉々に破壊して事務所の中に突っ込んだ。

ところがこの大事故にもかかわらず、受付にいた女性は、奇跡的に命を落とさずに済んだ。

受付にいた女性はトラックが突入する瞬間に立ち上がり店の内へと走ったため、車両と破壊された壁や机に押しつぶされることなく大事には至らなかったという。

防犯カメラには、まるでアクション映画のワンシーンのようにものすごい勢いでトラックが事務所に激突して店内が破壊される様子や、事務所の人たちが助かった様子も映し出されていた。

受付の女性を含む5名がボンジェズース病院に運ばれたが、大けがには至らず、既に全員、病院から戻っているとのこと。

軍警察によると、トラックの運転手は路上で他の車と事故を起こして運転の制御を失い、事務所に激突したという。市の中心にあるサントス・ドゥモン通りとパリゴー・ジ・ソウザ大通りの交差点で2台の車が接触したのが事故の発端だった。

突っ込んだトラックの運転手と乗客も負傷してボンジェズース病院へ運ばれた。

(文/加藤元庸)