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ブラジル石油公社、グラッサ総裁が遂に辞任

グラッサ総裁

ジウマ大統領は(2月)3日、これまでの方針を変え、ペトロブラス(ブラジル石油公社、PB)のグラッサ・フォステル総裁の辞任を受け入れ、同公社理事の総入れ替えを決めた。

翌4日には同公社も正式に同総裁が辞表提出と発表した。散々な結果に終わった14年第3四半期の収支を受けてのことだった。

正式な解任は14年第3四半期の正式な決算報告後とも言われているが、大統領は新たな総裁候補を検討しはじめている。4日付伯字紙が報じている。

PBを巡る大型汚職〃ペトロロン〃が表面化した昨年以降、グラッサ総裁は3度、大統領に辞任を申し入れていた。同氏の親友で総裁にも任命した大統領は慰留に努め、同総裁を中心としたPB再建を願っていた。

だが、1月28日に2カ月以上遅れて発表された14年第3四半期の決算報告が与えた影響はあまりにも大きすぎた。決算は正式な監査を受けておらず、ペトロロンの損害額も含んでいなかったが、それでも同期の収益は31億レアルで前期比38%、前年同期比9.9%と下落していた。

この決算報告後、1月29日には国際的な信用格付け会社のムーディーズ、3日にはフィッチがPBの格付けを下げた。

また、総裁辞任の噂が出回った3日、サンパウロ証券市場ではPB株が過去16年で最高となる、優先株式15.47%、普通株式14.23%の急上昇を記録した。

ジウマ大統領は1月30日にもグラッサ総裁から辞意表明を受けていたが、今回は前述のような状況も重なり、受け入れざるを得なかった。この決断に踏み切った直接的な動機は、PBの経営審議会が先週、ペトロロンや事業停止、為替変動などによる損失は約880億レアルと公表してしまったことだったという。ルーラ前大統領もかねてから、同総裁の辞任を希望していた。

3日夕方、ジウマ大統領はグラッサ総裁と直接会い、今後の段取りを話し合った。PBの浄化とイメージ回復のため、現理事は総入れ替えとなる見込みで、4日にPBが同総裁と理事5人が辞表を提出と発表した。新しい理事会メンバーは6日の経営審議会で選出される見込みだ。

現時点で新総裁候補として名前があがっているのは、ルーラ前大統領が推薦している元中央銀行総裁のエンリケ(エンヒッキ)・メイレレス氏、元PBディストリブイドーラ会長のロドルフォ・ランジム氏、元ヴァーレ会長のロージェル・アギネリ氏などだ。ジウマ大統領はジョアキン・レヴィ財務相に、国際的な知名度が高く、経営手腕を持つ人物を選出するよう要請している。

(記事提供/ニッケイ新聞、写真/Imprensa/Agência Petrobras (20/05/2013))

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