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リオ市コンプレクソ・ド・アレマォン地区で、10歳の少年が犯罪組織と警察の抗争に犠牲に。住民が警察との対話を求め抗議デモ

コンプレクソ・ド・アレマォン

4月4日(土)、リオ市コンプレクソ・ド・アレマォン地区の複合ファヴェーラの住人数千人が、地元の主要な二つの通り、イタラレー通りとイタオカ通りで抗議デモを行った。

デモはコミュニティの平和と、地元住民エドゥアルド・ジ・ジェズース少年(10)の死に対する公正な裁きを求めて行われたもので、活動自体は平和的に行われた。

エドゥアルド・ジェズース・フェへイラ(10)少年は4月2日(木)、自宅玄関前で流れ弾に被弾した。この前日、同地域では4名が銃弾を受けて死亡、もう一人の負傷者を出していた。

住民たちは銃を撃った軍警察(PM)を非難したが、軍警察側は現在、事実確認中だという。手には紙で作ったボードや布で作ったメッセージ幕、白い風船などを掲げて、グロッタと呼ばれている地域と、反対側にあるコミュニティであるイニャウマ地区の広場まで行進した。

この道のりには、抗議には加わっていない数十名の警官が同行した。住民たちが軍警察の車両、特に常駐治安維持部隊(UPP)の車両とカヴェイラォンの名で知られる装甲車やにブーイングするなど何度か緊張した場面もあった。

コンプレクソドアレマォン

エドゥアルド少年の母親で、日給制家政婦のテレジーニャ・マリア・ジ・ジェズースさん(写真上)も抗議運動が始まったころには参加していたが、平静でいることができなかったことと、健康上の理由から途中で行進から外れた。彼女は息子の命を奪った軍警察を非難した。

「彼らは無実の人たちまで死に追いやっている。この残忍な警察が、私の息子の命を奪った。この卑怯者たちが」(テレジーニャさん)

コンプレクソ・ド・アレマォン

リオデジャネイロ立法議会(Alerj)の人権委員会代表を務めるマルセロ・フレイショ議員(社会主義自由党:PSOL)は連邦政府に対して警察による警備について抗議及び疑問を投じていた。

「この問題について解決策を講じる必要があります。これは人々の命にかかわる問題なのですから。まず最初にすべきは、住民の声に耳を傾けることです。(住民の声を聴くことは)一度も行われていないでしょう? まだロープウェイが配備されていない地域もあります。警察のあり方も議論されていません。抗争を終結させる対話が必要です。必要なのは対話です」(マルセロ・フレイショ議員)

コミュニティのリーダーで、地元新聞「コミュニティの声」の創始者ヘニ・シウヴァさんは、抗議の最大の要件は暴力の増加だと語る。

「抗議デモで訴えたいのは、今年の始まりから続いている暴力にさらされている人々の不満です。この地域ではもう90日も私たちは銃声を聞きながら生活しているのです。警察力の強化は、解決方法にはなりません。他の分野への投資を差し置かれてしまい、警察力が増大するのと同じようには、文化面、」社会面ではこの地域に投資がされていません」(ヘニ・シウヴァ氏)

コンプレクソ・ド・アレマォン

パウメイラ住民協会のマルコス・ヴァレイロ・アウヴィス(通称マルキーニョ・ペペ)代表は、抗議デモは警察そのものへの抗議ではなく、平和を望んでいること、互いが尊重し合える状況を求めていることを強調した。

「私たちは平和と私たちの生活のために行動しているのです。軍警察の常駐治安維持舞台(UPP)に反対しているわけではありません。私たちの生活と警察が共に手を取り合えることを望んでいるのです。私たちは(軍警察の)指揮官と話し合いがしたいのです。対話がしたいのです」(マルコス・ヴァレイロ・アウヴィスさん)

「私たちは、私たちの権利が尊重されることの望んでいるのです。今日、コンプレクソ・ド・アレマォンでは、私たちへの敬意もなければ寛大さもありません」(同)

公式記録によると3日(金)、リオデジャネイロ州のルイス・フェルナンド・ペザォン知事は、エドゥアルド少年を埋葬するために家族の郷里であるピアウィ州に輸送にかかる費用のすべてを州が支払うことを表明した。同時に知事は今回の事件を深く悲しみ、少年の死に対する罰がのがれられることがあってはならないと確約した。

事件にかかわった警官は路上配備から外され、軍警察の調査を受けているという。警官の所持する武器は押収され、弾道検査が行われている。

(記事提供/Agência Brasil、写真/Tomaz Silva/Agência Brasil)
4月4日、リオ市コンプレクソ・ド・アレマォン地区で地元の平和を訴える住民。1番上の写真の少年が掲げるカードには「死の恐怖なく生きる権利を」と記されている。2番目の写真、左の少年が掲げるカードには「弾丸はいらない。愛を」と表現されている

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