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ロカルノ映画祭、ブラジルは長編、短編合わせて8作品を出品

ロカルノ映画祭

スイスのティチーノ州ロカルノで毎年8月に開催される映画祭「ロカルノ映画祭」が2015年は8月5日から開催されている。第68回目となる今年の映画祭は15日までおこなわれる。

1946年に設立されたロカルノ映画祭は、ヨーロッパを代表する国際映画祭のひとつ。現在では約19万人の観客が集まるという。

日本からは濱口竜介監督の「ハッピーアワー」、想田和弘監督の「牡蠣工場」などが出品されている。また、8月6日には、独立系映画プロデューサーや製作会社に贈られるライモンド・レッツォニコ賞を日本のオフィス北野が受賞して話題になった。

そんなロカルノ映画祭に、今年は8本のブラジル映画が参加しているとブラジル国家映画庁(ANCINE)が広報している。

うち6作品が長編映画で2作品が短編映画。長編映画では、ジュリオ・ブレッサーニ監督「ガロット」、ブルーノ・サファジ監督「オ・プレフェイト」、ホドリゴ・リマ監督「オ・エスぺーリョ」、モア・バッソウ監督「オリージェン・ド・ムンド」、セルジオ・マシャード監督「トゥド・キ・アプレンデーモス・ジュントス、ペトラ・コスタ監督の「オウモ・イ・ア・ガイヴォッタ」、短編映画ではレオナルド・モウラマテウス監督の「イストリア・ジ・ウマ・ペナ」、ブルーノ・カルボニ監督の「オ・テート・ソブリ・ノス」が上映される。

このほか、ブラジル人映像作家セルジオ・オキスマンがスペイン映画「オ・フッチボウ」で参加している。

ペトラ・コスタ監督の「オウモ・イ・ア・ガイヴォッタ」はデンマークのレア・グロブ監督との共同監督作品で、デンマーク、ブラジル、ポルトガル、フランの合作。フィクションとドキュメンタリーの両要素を持つ作品とのこと。

セルジオ・マシャード監督「トゥド・キ・アプレンデーモス・ジュントス(共に学ぶ)」は、ラーザロ・ハモス演じる、プロの音楽家として活躍できないヴァイオリン奏者ラエルチが主人公。そんな彼が、サンパウロの貧困層が多く暮らすファヴェーラのあるサンパウロ市郊外エリオーポリス地区で青少年たちに音楽を教えることになる。麻薬取引などの犯罪がはびこり、青少年が関わることも少なくないこの街で、ラエルチは、天才的な才能を持った少年と出会う。少年を麻薬の世界から切り離して、彼の音楽の才能を引き出したいラエルチは…。

同映画は、当初ブラジル国内で「アコルダ・ブラジル(目覚めよ、ブラジル)」という仮題で制作が報じられ、その後「エリオーポリス」と改題され、その後「トゥド・キ・アプレンデーモス・ジュントス(共に学ぶ)」に再度改題されている。ロカルノ映画祭には「エリオーポリス」のタイトルで当初出品されたため、映画祭の公式サイトでは「エリオーポリス」と記されている。ヨーロッパ最大の屋外スクリーン(26m×14m)が設置されており、一度に7500人の観客が収容できる「ピアッツァ・グランデ(グランデ広場)」で上映される。

(文/麻生雅人、写真/Divulgação)

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