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「“非識字者”と言われることが悲しかったの」–。読み書きもできなかったブラジルのおばあちゃん、79歳で学位まで取得

79歳で学位

70歳近くになるまで“非識字者”だった女性が読み書きを覚え、その後、大学に通って79歳で学位まで取得した–。7月23日に現地グローボ系列のテレビ番組「RJTV」で報じられたニュースが、インターネットで拡散されてブラジル中のネットユーザーの間で話題になっている。

「人々は私のことを、読み書きのできない人だ、と言いました。その言葉は私の心に刺さるナイフのようで、とても悲しかったです」(レオニデス・ヴィクトリーノさん)

ミナスジェライス州の森林地帯に生まれ、農場で幼少期を過ごしたレオニデス・ヴィクトリーノさんは、メイドや洗濯屋として人生の多くの時間を過ごしてきた。ずっと読み書きを学ぶことはできなかったが、決して“未来”を見失うことはなかった。

現在はリオデジャネイロ市西部に住むレオニデスさんは、5人の孫と一緒に<読み書きを学習する>という、ずっと抱いていた夢を実現しようと決意。67歳にして読み書きを習い始めた。

努力の末に読み書きを覚えたレオニデスさんは、2014年に、さらなるステージへと突き進んだ。リオデジャネイロ大学の高齢者のためのクラスで、79歳にして美術史の学位まで取得した。

「私の夢は大きいのよ。決して小さいものではないわ」とレオニデスさんは笑いながら言ったという。

このニュースに対し、ネット上で多くのコメントが寄せられた。

「皆が彼女のように勉強したら、この国の政治も変わるかもしれない。国の変化は教育からやって来るのだから」

「素晴らしい。若者は早いうちに彼女を見習って。レオニデスおばあちゃんに祝福を!」

ブラジルでは国の将来のために、教育制度の改善や向上の必要性を訴える声は多い。しかし、そんなふうに皆が満足できるシステムが整っていない中でもレオニデスさんのような向上心があるおばあちゃんが存在することに、勇気づけられている国民は少なくないのかもしれない。

(文/柳田あや、写真/Reprodução/RJTV)
写真はTVグローボ系列RJ TVのニュースより。TVグローボ系ニュース番組はIPCTV(グローボ・インターナショナル)で放送中。視聴のお問い合わせは、080-3510-0676 日本語対応ダイヤルまで)

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