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ブラジル、成人の健康状態調査で約3分の1は高血圧、3分の2は…

糖尿病 ブラジル

日本同様、ブラジルでも連日のように医療機関の不足が報じられているが、その不足が当面解消されないことを暗示するデータが発表された。

TVグローボが2月12日、報道番組「ジョルナウ・オージ」で伝えたところによると、ブラジルの公立大学職員1万5000人を対象とした健康状態の調査結果が発表されたという。

データはブラジル人成人の健康状態は決して良くないことを示している。

調査対象の約3分の1が高血圧、約半数が高コレステロール、そして多くの人が肥満で自分が糖尿病であることを知らずにいた。

63歳の公務員フェルヂナンド・ルイス・ヒベイロさんは若い人ほどそのカテゴリーに入る割合が高くなるという。

「もっと健康に気を使い、運動をし、食事に気を付け、サプリメントを取り健康を保ちながら120歳くらいまで生きたいです。もちろん神に許されれば、ですが」(ヒベイロさん)

ヒベイロさんはミナス・ジェライス州ベロオリゾンチ市で2008年に発足した成人長寿研究所(Elsa)でボランティアとして調査対象に志願した。今回の健康調査対象となったのはブラジル国内6都市で公立大学に勤務する35歳から74歳の1万5000人。

4年ごとに調査対象者は健康状態を確認するため一連の検査を受ける。ヒベイロさんの健康状態は大多数の人とは異なっている。対象者の3分の2は超肥満または肥満、20%は糖尿病、3分の1は高血圧、半数はコレステロールが基準値を超えているのだ。

また対象者の27%は頭痛に悩まされており、職場でプレッシャーの強い状態になると痛みが悪化することがわかった。

このように長期間にわたってこれほどの数の調査が行われたのはブラジルでは初めてのこと。調査対象者は健康に関する新たな情報、特に心臓発作や脳梗塞など血管に関わる病気に関するリスク要因を知りたがっている。心臓発作、脳梗塞はブラジルの死亡原因で主要なものとなっている。

「アメリカ合衆国やヨーロッパなどの他の地域に比べて、ブラジルでは心臓病で亡くなる方の年齢がより低くなっています」(Elsaプロジェクトディレクター、パウロ・ロトゥーフォさん)

医師は通常10年、20年と同じ患者を診るが、アルツハイマー病の原因などの情報も含む全国調査を自分の患者の治療に生かしたいと思っている。

「それらの情報があれば、予防に向けて患者に働きかけることができ、国家として対策を取ることもできます。重大な病気を左右するリスク要因を長期にわたってコントロールすることでブラジル人の健康状態を向上させることができるのです」(Elsaプロジェクトの副コーディネーター、イザベラ・ベンセニョールさん)

ボランティア被験者第1号は電話オペレーターのジョゼリーナ・カルドーゾ・メノッチさん。7年前初めて健康診断を受けた時、糖尿・高血圧と診断された。自分がどんなリスクを抱えているかを知ると同時に、どうすれば状況を変えられるかを知ったという。

「最初は歩くことから始めました。1年後、体重が10キロ減りました。今は背中を痛めているのでやめていますが、回復したらまた歩きたいです。歩くのはとてもいいですね」(メノッチさん)

(文/余田庸子、写真/Marcos Oliveira/Agência Senado)
2014年9月18日、一部の人にとって人口甘味料が糖尿病の素因となることがあるというイスラエルの研究者の論文が「ネイチャー」誌で発表されたという

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