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景気後退のブラジルでも売り上げ増。2016年第1四半期の小売業を牽引したのは…

カヘフール カルフール

政治の混乱で、国民生活の先行きが少し見えにくくなっているブラジルだが、2016年第1四半期の経済状況を示すデータが出始めた。

グローボ系ニュースサイト「G1」等現地メディアが4月15日づけで伝えたところによると、景気後退の中で売り上げを伸ばした大手小売りチェーンがあったという。

そのチェーン店とは、フランス系スーパーマーケット、カルフール。同社が株主向けに15日に発表した今年第1四半期の小売売上高データでは、当期の損益予測は対前年比増益となっている。

その裏にはスペイン、イタリアと並んでブラジルでの売上増加があるという。

同社にとってブラジルはフランス本国以外で最も大きな市場。ブラジルでの第1四半期売上は9.9%増加し、景気後退の中での健闘ぶりを示している。

ブラジル国内におけるカルフールの売上は食料品が中心だが、個人消費減退の中でも本国でのライバル、「カジノ」よりも堅調だという。

また、カルフールにおける中国での第1四半期売上はマイナス8.4%で、2015年第4四半期のマイナス15%から回復した。

世界第二位の小売企業であるカルフールの株価は、ブラジリア時間の15日7時16分、4.4%上昇した。

「カルフールは年の初めの四半期で増益予測が出せたことにほっとしている」(Exane BNP Paribasアナリスト、ピエール・ジャン・シヴィニョン氏)

中国での販売にまだ課題はあるものの、継続して売り上げが伸びてきていることから企業内構造改革努力の成果が出てきたとみられる。

シヴィニョン氏が電話会議に参加していたジャーナリストたちに伝えたところでは、カルフールの2016年度支払金利前税引前利益見込額は約25億ユーロで、現段階ではこの予測は妥当だとのことだ。これは前年の24.5億ユーロに対し2%の増益となる。

一方、同氏は為替レートの振れ幅が読みにくい点が業績を予測する上で不確定要素となるとも伝えた。

(文/余田庸子、写真/Mark Hillary/flickr)
写真はカルフール、サンパウロ州サントアンドレ店

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