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マンゴーと牛乳を一緒に食べると死ぬ!? ブラジルの迷信

ブラジル ミナス 牛

ブラジル人の中には、マンゴーと牛乳を一緒に食べると死ぬということを本気で信じている人が居るようです。これは、科学的には何の根拠もない作り話で、その由来はまだ奴隷制のあった時代まで遡ります。

当時、牛乳は非常に貴重な食物であり、農園主だけが飲める高価な飲み物でした。一方で、南国ブラジルでは、マンゴーはそこら中で手に入り、希少価値が無かったことから、奴隷たちも好んで食べていました。

農園主は、奴隷たちが貴重な牛乳を隠れて飲むことを防止するために、「マンゴーと牛乳を一緒に食べると死ぬ」という作り話を奴隷たちに広めたのだそうです。

実際には、マンゴーも牛乳も栄養分を豊富に含んでおり、一緒に食べても何ら問題の無い組み合わせです。マンゴーにはカロチン、ビタミンA、リン、鉄、カルシウム、たんぱく質が含まれていますし、牛乳はたんぱく質豊富で、カルシウム、ビタミンA・D、リン、マグネシウムが含まれています。

試しに、ブラジル人に「マンゴーと牛乳を一緒に食べると死ぬ」という話を信じているか聞いてみました。

すると、「ぼくは信じていないけど、田舎には今でもそう信じている人が沢山いると思う。」という回答が得られました。何百年も前に農園主が作った作り話を、おじいちゃんやおばあちゃんが孫に伝承して現代でも信じられているというからすごいですね。

余談ですが、ブラジル人には、一度決めたフォーマットを素直に守り続ける傾向があります。

ぼくが、ブラジルの会社に来たときも、十年以上も前に作られたファイルのフォーマットが、今も律儀に使い続けられていました。時を経て、既に意味のない情報を記入する欄もあるのですが、フォーマットを更新しないで使い続けているのです。

三国志に登場する呉の国の人、呂蒙は魯粛に対して「士別れて三日、即ち更に刮目して相待すべし」と言ったといいますが、これをブラジル(ノルデスチ)風に変えるなら「士別れて四〇〇年、即ち不変、刮目して相待すべし」といったところでしょうか。

(文/唐木真吾、写真/Emater-MG)
写真はミナスジェライス州の農場

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