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ブラジルで、貿易手続き簡素化のための新システム稼働開始

ポルタウ・ウニコ

グローボ系農畜産業情報サイト「グローボ・フラウ」が3月23日づけで報じたところによると、同日、ブラジル政府はポータルサイト形式の新しい貿易手続システム、「ポルタウ・ウニコ・ヂ・コメルシオ・エステリオール(貿易業務ワンストップサービスサイト。以下「ポルタウ・ウニコ」)」の稼働開始を発表したという。

23日に行われたポルタウ・ウニコの発表式典にはミシェウ・テメル大統領とエンヒッキ・メイレリス財務相、マルコス・ペレイラ開発商工相が列席した。

政府系メディア「アジェンシア・ブラジル」によると、ポルタウ・ウニコは貿易関連の提出書類を削減、手続きを簡素化、時間を短縮することで待ち時間にかかる各種費用を減らすことが目的だという。輸出業者にとっては待ち時間にかかっていた商品保管費用・品質管理費用などの費用負担を削減でき、競争力の向上をはかれることになる。

テメル大統領によると、外国を訪問してきた中でブラジルの輸出入手続きの煩雑さを解消するよう要望を受けることが多かったという。特に食品貿易には迅速な出荷・荷揚げが安定的に行えるシステム作りが急務だと認識しており、省庁を超えて新システム稼働に取り組んできたと述べた。

ポルタウ・ウニコ

財務相は貿易手続きがポルタウ・ウニコに集約されることにより、輸出までの平均期間が現在の4割程度縮小しうる、との見解を示している。現在平均輸出手続きには平均13日かかっているが、新システム稼働後は8日程度にまで短縮されるという。輸入に関しては現在の17日から10日に短縮できると見込んでいる。

開発商工貿易省によると、新システムに導入により年間、社数にして2万5500社以上、500万件の輸出増加が見込まれるという。

同省はまた、ポルタウ・ウニコには全部で22省庁の手続きが集約されることになると付け加えた。

「ブラジルが経済的により発展していくには輸出部門を強化していくことが重要です。ポルタウ・ウニコはブラジルのビジネス環境を向上させていく政府の決意を表したものです。輸出入手続きの見直しは産業のボトルネックを取り去っていく政府の取り組みの一つです」(マルコス・ペレイラ開発商工貿易相)

メイレリス財務相によると、この新システムについて「政府が生産性を上げるための最重要ツールの一つ」と説明し、昨年政府が発表した景気刺激策のうちのミクロ経済対策を構成しているとも付け加えた。

式典に列席した閣僚たちは、「ポルタウ・ウニコ」は世界貿易機関の貿易円滑化協定の精神に沿ったものであることを強調した。テメル大統領はれを皮切りに、「年末までにあらゆる役所手続きの簡素化を順次進めていく」と述べたという。

(文/原田 侑、写真/Alan Santos/PR)
3月23日、ブラジリア。写真下は左から貿易業務ワンストップサービスサイト「ポルタウ・ウニコ」発表式典。左からエンヒッキ・メイレリス財務相、ミシェウ・テメル大統領、エリゼウ・パジーリャ官房庁長官、マルコス・ペレイラ開発商工相

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