メイレリス財務相、2018年のブラジル経済の成長率をツイート

2017年 09月 10日

メイレリス財務相

グローボ系ニュースサイト「G1」がほか現地メディアが9月8日づけで伝えたところによると、エンヒッキ・メイレリス財務相が2018年以降のブラジル経済の成長率についてツイッターで自身の見解を示したという。

財務相のツイートによると、2018年のブラジル経済は3%程度で推移し、翌2019年にはそれ以上の成長率が見込まれるという。

これらの比率は財務省が発表している2018年度予算の前提となっているGDP成長率+2%よりも高い数字となっている。

8月に行われた財務省会合ですでにメイレリス財務相は2018年のブラジルのGDP成長に言及していたが、その成長率は2.5%~3%との見解を示していた。

財務相からの9月8日づけ関連ツイートは下記の通り。

「ブラジルは今、去年(2016年)から始まっている社会構造改革を実行に移せる体制を整えました。一連の具体的施策はすでに承認されています」

「歳出上限の設定、労働法改正、長期金利政策、州の責任・権限移譲明確化に関する法案、インフレ対応策はすでに承認され、ブラジルは経済危機を抜け出しました」

「長期金利の低下を伴うこのような変革により、景況感も向上してきており、今後数年間の経済成長が見込まれます」

「2018年の経済成長率はおおむね3%で推移し、2019年にはもっと高い成長がみられるでしょう」

(文/原田 侑、写真/José Cruz/Agência Brasil)
写真は8月27日、ブラジリア。第28回ブラジル鉄鋼会議でスピーチするエンヒッキ・メイレリス財務相